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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2022年10月24日

「3分でわかるジロ・デ・イタリア2023」CCRウィークリーニュース10/24

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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2022年のレースカレンダーが終了したばかりですが、先週の月曜日にイタリア・ミラノに於いて「第106回ジロ・デ・イタリア」のルートプレゼンテーションが開催されました。

今年のグランツールはすべて国外スタート形式で開催されましたが、来年のジロ・デ・イタリアはほぼイタリア国内を巡るオーソドックスなルートとなっているようです。

だがしかし!その内容はオーソドックスとは程遠い(ある意味でオーソドックスなのかもしれませんが...)過酷極まりないことになっておりますので、恒例の「3分でわかるジロ・デ・イタリア2023」をお届けしつつ、その全貌を簡潔にチェックしていきたいと思います!

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キャッチ
「ヤリス・ギ・イタリア(褒め言葉)」


日程
5/6(土)スタート:オルトーナ(イタリア中部)
5/28(日)フィニッシュ:ローマ(イタリア中部)
※21ステージ
※ほぼイタリア国内
※ローマフィニッシュは5回目


総距離
3448.6km
イタリア中部 → 南部 → 中部 → 北西部 → スイス(アルプス山脈)→ イタリア北部(アルプス山脈)→ 北東部(ドロミテ山塊)→ 中部(ローマへ飛行機移動)


総獲得標高
51,300m(2022年とほぼ変わらず)


ステージ構成
平坦ステージ:8(2022年は7)
丘陵ステージ:5(2022年は6)/頂上F=1
山岳ステージ:5(2022年は6)/頂上F=4
個人TT:3(2022年は2)/合計70.6km(2022年は26.3km)


注目ステージ
1ステージ:TT18.4km(最後少し上ってF)
7ステージ:218km/グランサッソ・ディタリア頂上F26.5km-3.4%(獲得標高4,183m)
9ステージ:TT33.6km(ほぼ平坦)
13ステージ:208km(CC)/クラン・モンタナ山頂F13km-7.4%(獲得標高5,267m)
16ステージ:198km/モンテ・ボンドーネ山頂F20.3km-6.7%(獲得標高5,646m)
19ステージ:182km(QS)/トレチーメ・ディ・ラヴァレード山頂F9.5km-7.1%(獲得標高5,469m)
20ステージ:TT18.6km(頂上F7.1km-12.3%)
※CC:チーマコッピ
※QS:クイーンステージ


要約
昨年同様の総獲得標高5万メートルオーバーで完全なる「山岳・デ・イタリア」でありながら獲得標高5,000mオーバーのステージを3つもぶち込む「鬼畜・デ・イタリア」でありつつ個人TTの合計が70kmオーバーという「ヤリス・ギ・イタリア(褒め言葉)」なジロとなります。

世界チャンピオンのレムコ・エヴェネプールの出場がうっすら噂されており、早速ドキがムネムネ状態となっております!

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