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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2022年03月21日

UCIワールドツアー第7戦「第101回ボルタ・ア・カタルーニャ」3分レースプレビュー!

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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大興奮の「ミラノ〜サンレモ」が終了したばかりですが、今夜からグランツールスペシャリストの多くが出場するUCIワールドツアー第7戦となる「第101回ボルタ・ア・カタルーニャ(3/21〜27)」がスペイン北東部のカタルーニャ州を舞台に開幕します。ということで恒例の3分レースプレビューです!


01.png


個人タイムトライアルが設定されていないので、山頂フィニッシュとなる第3&第4ステージの結果が総合成績に大きく関係してきます。また、週の大部分が大雨予報となっており、ピレネー山脈の標高の高いコースなどでは雪が降る可能性もあります。


1ステージ/平坦/171km/獲得標高1653m
平坦基調ですが短くパンチの効いた上りフィニッシュとなります
2ステージ/平坦/202.5km/獲得標高2177m
平坦ステージであるものの横風のリスクがあり集団が割れる可能性があります
3ステージ/山岳(変則山頂F)/161km/獲得標高3366m
頂上を前に一旦下りを挟むラ・モリーナの山頂フィニッシュ。2014年に再導入されて以来、6回のうち4回がこのステージの勝者が総合優勝を飾っています
4ステージ/山岳(山頂F)/166.5km/獲得標高3537m
ピレネーのボイータウイに駆け上がる山頂フィニッシュステージが今年のクイーンステージなります。ボイータウイは長さ13kmですが平均勾配は6%ほどの上りとなります
5ステージ/平坦/206 km/獲得標高2486m
逃げ切りorスプリントステージでしょうか
6ステージ/中級山岳/167.5km/獲得標高2795m
逃げ切りorスプリントステージでしょうか
7ステージ/中級山岳(周回)/138.5km/獲得標高2058m
バルセロナ中心部を見下ろす広大な公園を周回するコース。モンジュイック城に何度も登ります


注目出場選手は以下の通りです。


◯INEOS Grenadiers
PORTE Richie
CARAPAZ Richard
KWIATKOWSKI Michał
RODRÍGUEZ Carlos
SIVAKOV Pavel
PLAPP Luke
昨年総合2位のリッチーを中心にカラパスが総合を狙う形でしょうか。但し、最近巷で流行っている体調不良の影響が若干心配です。一方、若手たちの下剋上にも期待したいです。


◯Quick-Step Alpha Vinyl Team
MASNADA Fausto
BAGIOLI Andrea
VAN WILDER Ilan
VERVAEKE Louis
オマーンで総合2位だったマスナダがエースナンバー。


◯Jumbo-Visma
DENNIS Rohan
DUMOULIN Tom
DEKKER David
ジロに出場するデュムランのコンディションはUAEの時から更に上がったでしょうか。


◯UAE Team Emirates
ALMEIDA João
AYUSO Juan
SOLER Marc
こちらもジロを狙うアルメイダに注目。


◯Bahrain - Victorious
HAIG Jack
COLBRELLI Sonny
TEUNS Dylan
POELS Wout
BAUHAUS Phil
BUITRAGO Santiago
総合はヘイグでスプリントは好調のバウハウスといった感じ。コルブレッリの体調は回復しているのか。


◯BORA - hansgrohe
HINDLEY Jai
HIGUITA Sergio
LAAS Martin
総合はヒンドレー、ステージをイギータとラースが狙います。


◯AG2R Citroën Team
O'CONNOR Ben
パリ〜ニースを体調不良でリタイアしたオコーナーが復帰。


◯Groupama - FDJ
STORER Michael
VALTER Attila
若いストーラーとヴァルテルに注目です。


◯Israel - Premier Tech
WOODS Michael
DE MARCHI Alessandro
IMPEY Daryl
平均年齢高めのベテラン軍団。


◯Movistar Team
VALVERDE Alejandro
SOSA Iván Ramiro
VERONA Carlos
同レース過去3勝のバルベルデ師匠はいけるでしょうか。


◯Trek - Segafredo
SKJELMOSE JENSEN Mattias
TOLHOEK Antwan
CICCONE Giulio
21歳若きスケルモースが勝ったらすごいと思います。


◯Astana Qazaqstan Team
DOMBROWSKI Joe
HENAO Sebastián
CONTI Valerio
みんなそれほど調子は良くありません。


◯Intermarché - Wanty - Gobert Matériaux
MEINTJES Louis
HIRT Jan
アンテルマルシェ再生工場の稼働状況はいかに。


◯Cofidis
MARTIN Guillaume
今シーズンここまで順調にきているマルタンさんに注目。


◯EF Education-EasyPost
CHAVES Esteban
CARTHY Hugh
EIKING Odd Christian
POWLESS Neilson
なかなかのメンバーで参加のEFは期待が非常に持てます。


◯Team Arkéa Samsic
QUINTANA Nairo
HOFSTETTER Hugo
好調のキンタナ村長と今シーズン勝ち星はないものの絶好調のホフステテールのスプリントが炸裂しそうです。


◯Lotto Soudal
DE GENDT Thomas
カタルーニャで過去ステージ5勝を挙げているデヘントパイセンとヤングラーダーズ。


◯Team BikeExchange - Jayco
YATES Simon
MATTHEWS Michael
2019年総合2位の好調サイモンと調子が戻りつつあるマシューズが中心の布陣。


◯Team DSM
VANDENABEELE Henri
BRENNER Marco
昨年のベイビージロで総合3位だったファンデンアビーレとWTで5番目に若いブレンナーはどうでしょうか。


◯Equipo Kern Pharma
ADRIÀ Roger


◯Uno-X Pro Cycling Team
JOHANNESSEN Tobias Halland
CHARMIG Anthon
昨年のラブニール覇者ヨハンネセンと好調チャーマがきそうです。


◯Caja Rural - Seguros RGA
BARCELÓ Fernando


◯Euskaltel - Euskadi
BIZKARRA Mikel
MATÉ Luis Ángel


◯Burgos-BH
NAVARRO Daniel

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