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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
少し前にファンアールト自身のTwitterで告知され、若干話題になった「ワウトNFT(Non Fungible Token/非代替性トークン)シリーズ」のオークションが終了し、最終的に3作品合計で約47,000ユーロ(約610万円)の値がついたとのことです。
ちなみに「NFT」とは、アートや音楽、コレクターズアイテムなど、唯一無二かつ代替不可能なデジタル資産にブロックチェーン上で所有証明書を記録し、固有の価値を持たせる非代替性のデジタルトークン(財)のことです。
一部でバブルの様な状態になっていますが、現状、著作権や所有権といった部分で様々な議論が展開されている状態であり、まだまだこれからの分野であることは否めません。
それでも、「Facebook」が「Meta」へと社名変更し、本格的にメタバースの分野へ舵を切ったことからもわかる様に、これからインターネット上の3D仮想空間や、そこでやりとりされるデジタル資産の存在が徐々に大きくなってくるのは間違いないと思います。
今回、ファンアールトは、「ストラーデ・ビアンケ2020(落札価格4.48ETH)」、「ツール・ド・フランス2021 モンヴァントゥーステージ(落札価格4.2ETH)」、「ツール・ド・フランス2021 パリシャンゼリゼステージ(落札価格4ETH)」の3つの印象的な勝利をデジタルアート化しNFTとして販売しました。
自転車界では、今年の5月にイタリアの自転車メーカーであるコルナゴが「Colnago C64」のNFTを3.2ETHで販売し話題になっています。
また、マーク・カヴェンディッシュも、ツール・ド・フランスでのスプリントの勝利を祝うためのNFT販売を発表しました。
すでに多くのスポーツチームや選手などが実験的にNFTの販売を開始しており、今後、新たなコレクターズアイテムとして注目を浴びる存在になっていくのは間違いないでしょう。
ちなみに「メタバース」や「NFT」と聞いて最初に思い浮かぶのはやはり「ZWIFT」の存在です。いろいろと妄想をしていると頭の中で様々な可能性が広がっていきます。