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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2021年09月22日

ロード世界選手権エリート男子ロードレース レースプレビュー

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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02.jpg

世界チャンピオン決める戦い「ロード世界選手権2021」が、9月19日(日)に開催された「ロード世界選手権男子エリート個人タイムトライアル」を皮切りに、自転車競技の聖地でもあるベルギー・フランドル地方で絶賛開催中です。

今回は、少し早めですが、最終日の9月26日(日)に開催されるメインイベント、「ロード世界選手権男子エリートロードレース」のレースプレビューをお届けしたいと思います。

まずは注目コースを確認していきたいと思います。


全長:268.3km
獲得標高:2,562m
上り区間: 42箇所(うち石畳上り4回/変則石畳上り7回)


01.jpg


「1」ライン区間:アントワープ〜ルーヴェン(56km/ほぼフラット)


「2」ルーヴェンサーキット1回目(1周15.5km/1.5周/上り5回)
サーキット内の主な上り
Keizersberg(290m/最大9%/平均6.6%/街中ワインディング)
Decouxlaan(975m/最大6%/平均2.5%/住宅街クネクネ)
Wijnpers(360m/最大9%/平均8.0%/街中直線)
Sint-Antoniusberg(230m/最大11%/平均5.5%/街中狭い変則石畳


「3」フランドリアンサーキット1回目(1周44.4km/1周/上り6回)
サーキット内の主な上り
Smeysberg(700m/最大16%/平均8.8%/直線)
Moskesstraat(550m/最大18%/平均8%/途中から石畳
S-Bocht Overijse - Taymansstraat(738m/最大18.3%/平均5.5%/街中)
Bekestraat(439m/最大15%/平均7.6%/石畳
Veeweide(484m/最大12%/平均5.1%/直線基調)


「4」ルーヴェンサーキット2回目(4周/上り16回)


「5」フランドリアンサーキット2回目(1周/上り6回)


「6」ルーヴェンサーキット3回目(2.5周/上り9回)


獲得標高でみると「2,562m」と、それほど大きな数字にはなっていません。

しかし、上りの回数でみると「42回」と大きな数字になっており、断続的に現れる1km以内の上りが、選手たちの脚を削る厳しいコースであることは間違いないでしょう。

更にフィニッシュライン手前にある上り区間「Sint-Antoniusberg(230m/最大11%/平均5.5%/街中狭い変則石畳)」は、細くてクルマの轍部分のみが舗装されている「変則石畳」であり、最終周回はここに先頭付近で突入しないと優勝の可能性はほぼないと言えます。

それではどんなタイプの選手がこのコースに向いているのでしょうか。


クラシックライダー
ロンドなどに比べると大人しいコースといえますが、それでも「位置取りの重要性」「細い道」「石畳」「インターバル」など、北のクラシック特有の要素が多分に含まれています。


パンチャー
今回のコースは、北のクラシックとアルデンヌクラシックの中間に位置する雰囲気を持っているので、例えば「アムステル・ゴールドレース」で活躍する選手などに向いている可能性があります。


スプリンター
ピュアスプリンターには厳しいコースだとは思いますが、ワンデーレースをこなせるスプリンターが最後まで残る可能性は否定できません。


クライマー
今回のコースに一番向いていないのはピュアクライマーになるでしょう。事実、ピュアクライマー系の選手はそもそも出場しない感じになっております。


ということで、恒例の注目出場選手チェックを行っていきたいと思います!(9月20日時点/有力国及び有力選手のみピックアップ)


Belgium??
VAN AERT Wout
EVENEPOEL Remco
STUYVEN Jasper
TEUNS Dylan
LAMPAERT Yves
BENOOT Tiesj
DECLERCQ Tim
CAMPENAERTS Victor
個人TTで2位だったファンアールトがエース。他のメンバーもバランスの良い脚質が揃っていて超強力です。勝てばベルギー中がお祭り騒ぎ間違いなし!


Slovenia??
MOHORIČ Matej
POGAČAR Tadej
ROGLIČ Primož
MEZGEC Luka
TRATNIK Jan
NOVAK Domen
PER David
POLANC Jan
コース的には若干向いていない印象です。


France??
ALAPHILIPPE Julian
SÉNÉCHAL Florian
COSNEFROY Benoît
LAPORTE Christophe
TURGIS Anthony
DÉMARE Arnaud
CAVAGNA Rémi
MADOUAS Valentin
アラフィリップとコスヌフロワを軸に、スプリントになった際はセネシャルやラポルトが発射でしょうか。今のデマールが生き残れるイメージはあまり湧きません。


Italy??
COLBRELLI Sonny
TRENTIN Matteo
BALLERINI Davide
NIZZOLO Giacomo
MOSCON Gianni
まだフルメンバーを発表していないイタリアですが、上記5人の誰が勝ってもおかしくない感じです。絶好調のコルブレッリがエースとなります。


Great Britain??
PIDCOCK Thomas
HAYTER Ethan
ROWE Luke
WRIGHT Fred
STEWART Jake
SWIFT Ben
CAVENDISH Mark
SWIFT Connor
ピドコックとヘイターの22歳コンビがエースとなるでしょう。


Netherlands??
VAN DER POEL Mathieu
VAN BAARLE Dylan
TEUNISSEN Mike
MOLLEMA Bauke
LANGEVELD Sebastian
RIESEBEEK Oscar
VAN POPPEL Danny
EENKHOORN Pascal
背中の故障が心配されていたマチューですが、出場する可能性がかなり高まってきました。調子も悪くないです。


Spain??
GARCÍA CORTINA Iván
ARANBURU Alex
ERVITI Imanol
SERRANO Gonzalo
SOTO Antonio Jesús
ADRIÀ Roger
IZAGIRRE Gorka
RODRIGUEZ Carlos
今回は少し劣勢のスペインですが、ガルシアが獲る可能性は十分にあります。


Denmark??
ASGREEN Kasper
HONORÉ Mikkel Frølich
VALGREN Michael
CORT Magnus
PEDERSEN Mads
BJERG Mikkel
KRON Andreas
WÜRTZ SCHMIDT Mads
いぶし銀ですが今回の台風の目です。アルカンシェルを獲得する可能性は37%ほどでしょうか。


Australia??
MATTHEWS Michael
EWAN Caleb
DURBRIDGE Luke
HAAS Nathan
SCHULTZ Nick
SCOTSON Miles
STANNARD Robert
SWEENY Harry
マシューズ中心だと思いますが、ユアンが残れると面白そうです。


Colombia??
HODEG Álvaro José
GAVIRIA Fernando
MOLANO Juan Sebastián
CHAVES Esteban
HIGUITA Sergio
URÁN Rigoberto
コロンビアンスプリンター3人を揃えてきました。


Germany??
POLITT Nils
DEGENKOLB John
ACKERMANN Pascal
SCHACHMANN Maximilian
ARNDT Nikias
KOCH Jonas
ZIMMERMANN Georg
強力なメンバーですが、いまいちコースにドンピシャな選手がいませんね。


Switzerland??
HIRSCHI Marc
DILLIER Silvan
BISSEGGER Stefan
KÜNG Stefan
LIENHARD Fabian
SCHÄR Michael
ここへ来て調子が上がってきているヒルシに注目です。


Norway??
HOELGAARD Markus
KRISTOFF Alexander
BYSTRØM Sven Erik
TILLER Rasmus
LAENGEN Vegard Stake
EIKING Odd Christian
フールゴーやクリストフのまさかはあるかもしれません。


Portugal??
ALMEIDA João
GUERREIRO Ruben
OLIVEIRA Rui
OLIVEIRA Nelson
好調のアルメイダが優勝する可能性はあるめいだ。


Poland??
KWIATKOWSKI Michał
GOŁAŚ Michał
BODNAR Maciej
ん〜どうでしょう〜


United States??
SIMMONS Quinn
CRADDOCK Lawson
JORGENSON Matteo
MCNULTY Brandon
POWLESS Neilson
密かに20歳のシモンズに注目しています。


Canada??
BOIVIN Guillaume
HOULE Hugo
がんばれカナダ!


Austria??
PÖSTLBERGER Lukas
HALLER Marco
GOGL Michael
かたじけない


Ireland??
DUNBAR Eddie
BENNETT Sam
ダンバーとベネットを足して二で割ると勝てそうなイメージですね。


Kazakhstan??
LUTSENKO Alexey
帰ってきた大佐のために戦います、調子は悪くありません。


Slovakia??
SAGAN Peter
SAGAN Juraj
地元凱旋レースで総合優勝を果たしたサガン。しかし、まだ本来の強さという感じではないですが、そこが不気味だったりもします。


Czech Republic??
ŠTYBAR Zdeněk
ČERNÝ Josef
VAKOČ Petr
イケイケの頃のシュティバルならばかなり面白いコースでしたが、いや、今でもまだイケてます!


Ukraine??
PADUN Mark
パデュン向きではないですね。


Latvia??
SKUJIŅŠ Toms
NEILANDS Krists
シュクインシュはUCI選手委員会の代表候補になっているのでレースどころではないかもしれません。


Luxembourg??
GENIETS Kevin
ゲニッツは逃げてくる気がします。


Japan??
ARASHIRO Yukiya
過去にアムステル・ゴールドレースで10位に入っている我らが新城選手の脚質に合っているコースだと思います!

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