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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
「U23版ツール・ド・フランス」といわれている「ツール・ド・ラヴニール」で好リザルトを残した選手たちの経歴などを簡単に調べてみました。
以下、「総合トップ6」及び「ステージ優勝を飾った選手」たちです。
尚、今大会は落車が多く、フアン・アユソなど、将来有望な選手たちが順当に勝てていなかったりもするので、あくまで参考ということでまとめております。
◯ツール・ド・ラヴニール2021個人総合時間順位トップ6
1位 JOHANNESSEN Tobias Halland/ノルウェー/Uno-Xコンチ/1999年生まれ(U23-4年目)
オフロード系種目出身の双子の選手。2017-2018&2018-2019ノルウェーシクロクロスチャンピオンのタイトルと2016ジュニアマウンテンバイク世界選手権XCO3位のリザルトを持つ。176cm
2位 RODRIGUEZ Carlos/スペイン/イネオス/2001年生まれ(U23-2年目)
コンタドール氏のコメタに所属していたジュニア時代にスペインジュニアTTチャンピオンのタイトルを2度獲得してU23をスキップしてイネオスと契約。大学で工学の研究をしながらプロ生活を送っているとのこと。183cm/67kg
3位 ZANA Filippo/イタリア/バルディアーニ/1999年生まれ(U23-4年目)
ジュニア時代からロード世界選手権に出場し、U23の1年目&2年目はイタリアの伝統的な育成チームで走り、3年目からUCIプロチームであるバルディアーに加入。典型的なイタリアのロード選手。185cm/65kg
4位 LEEMREIZE Gijs/オランダ/ユンボ/1999年生まれ(U23-4年目)
ジュニア時代には目立った成績はなく、U23の2年目はオランダの強豪クラブチームで走り、3年目にユンボの育成チーム入り。そしてU23最終年の今年はユンボのトップチームに昇格。190cm
5位 TOUMIRE Hugo/フランス/コフィディス/2001年(U23-2年目)
トライアスロン選手の父親の影響で子供の頃は陸上競技や水泳などに取り組んだあとに中学生からロードレースをはじめる。タイムトライアルやジュニア版パリ〜ルーベなどで好成績を収め、U-23の2年目の今年はトレーニーとしてコフィディスに所属し、来年からコフィディスと本契約を結ぶ。180cm/69kg
6位 MESSNER Martin/オーストリア/WSA/2000年(U23-3年目)
U23選手中心の地元コンチネンタルチームに所属。趣味はクロスカントリースキー。171cm/50kg
◯ツール・ド・ラヴニール2021ステージ優勝者(上記総合上位選手以外)
WÆRENSKJOLD Søren/ノルウェー/Uno-X/2000年生まれ(U23-3年目)
2018ノルウェージュニアTTチャンピオンと2019-2020ノルウェーシクロクロスチャンピオンのタイトルを持つ。今年のラブニールでは初日の個人TTと翌日のスプリントステージで2連勝。Uno-Xに所属。
VAN DEN BERG Marijn/オランダ/FDJコンチ/1999年生まれ(U23-4年目)
ジュニア時代からロード世界選手権に出場し、今年のラブニールではステージ2勝を挙げたスプリンター。183cm/73kg
VERNON Ethan/イギリス/クラブチーム/2000年生まれ(U23-3年目)
イギリスの選手らしくトラック出身。イギリスのトラックナショナルチーム所属。ジュニア時代には様々なトラック種目で国内タイトルを獲る。2018ジュニアトラック世界選手権個人追い抜き銀メダル。2020トラックヨーロッパ選手権1kmTT銀メダル。188cm/74kg
JOHANNESSEN Anders Halland/ノルウェー/Uno-Xコンチ/1999年生まれ(U23-4年目)
オフロード系種目出身の双子の選手。2018-2019ノルウェーシクロクロス選手権2位。