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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2021年07月24日

東京五輪男子自転車ロードレース

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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本日、「東京五輪男子自転車ロードレース」が、東京都の「武蔵野の森公園」から静岡県小山町の「富士スピードウェイ」に至る244km(獲得標高約4,865m)のコースで開催されました。

皆さんはライブ配信などでレースの模様をご覧になられたかと思いますので、詳しいレース内容は省略いたしまして、まずは本日のリザルトを確認したいと思います。


1位 CARAPAZ Richard/Ecuador
2位 VAN AERT Wout/Belgium 1:07
3位 POGAČAR Tadej/Slovenia st
4位 MOLLEMA Bauke/Netherlands st
5位 WOODS Michael/Canada st
6位 MCNULTY Brandon/United States st
7位 GAUDU David/France st
8位 URÁN Rigoberto/Colombia st
9位 YATES Adam/Great Britain st
10位 SCHACHMANN Maximilian/Germany 1:21
35位 ARASHIRO Yukiya/Japan 10:12
84位 MASUDA Nariyuki/Japan 19:50


トップテンのリザルトをみますと、南米、ヨーロッパ、北米など、広域な地域の選手たちが上位に入っていることがわかります。

また、完走者の中には、オセアニア、アフリカ、アジアの選手たちも含まれており、自転車ロードレースがより世界的な種目となっていることを実感しています。

参考までに1964年の東京五輪のリザルトを確認してみると以下の様な内容となっていました。


1位 ZANIN Mario/Italy
2位 RODIAN Kjell/Denmark
3位 GODEFROOT Walter/Belgium
4位 BILNEY Ray/Australia
5位 LOPEZ RODRIGUEZ José-Manuel/Spain
6位 PEFFGEN Wilfried/Germany
7位 PETTERSSON Gösta/Sweden
8位 DELMASTRO Delmo/Argentina
9位 BREPPE Roberto Florencio/Argentina
10位 BYERS Laurence/New Zealand
37位 OMIYA Masashi/Japan
※上記全員同タイム


当時はプロ選手が参加しておらずアマチュア選手だけのレースではありましたが、すでにオセアニアや南米の選手たちが活躍していたことがわかります。ちょっと意外ですね。

そして、今回の東京五輪では、五輪自転車ロードレース史上初となる南米出身のチャンピオンが誕生しました。

今日のレースはいろいろな意味でとても感動しました、が、ちょっと頭の整理がついていないので、また落ち着いたら書いてみたいと思います。

何はともあれ、大変な状況の中でレースを開催した関係者の皆様、本当にありがとうございました。

まだ多くのレースが残っていますが、本当にすごいことをやってのけたと感じています。

そして、日本代表の選手たち、感動をありがとう。

金メダルを獲得したカラパスおめでとう!銀メダルのファンアールとは相変わらず一番脚をつかっていたし、銅メダルのポガチャルもいつも同様にとても楽しそうにレースをしていました!

明日のレースもとても楽しみです。

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