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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
主幹調査役
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在はツアー・オブ・ジャパン大会ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。

2021年05月01日

UCIアンチドーピングページ

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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UCIのアンチドーピングページには、ドーピング違反関連の「暫定出場停止選手」及び「違反確定選手」のリストがそれぞれ掲載されています。

◯暫定出場停止選手リスト(4月7日時点)

https://www.uci.org/docs/default-source/clean-sport-documents/adrv/2019-08-29-provisional-suspensions.pdf

◯違反確定選手リスト(4月27日時点)

https://www.uci.org/docs/default-source/clean-sport-documents/adrv/2019-08-29-sanctions.pdf

最近ニュースで大きく取り上げられていたのは、イタリアのヴィーニ・ザブに所属するマッテオ・デボニスがEPO陽性となった件です。

結果としてこの一件が引き金となり、ヴィーニ・ザブはジロ・デ・イタリアへの出場を辞退することとなりました。

このチームはこれまでも数多くのドーピング違反者をだしており、チーム幹部のシトラッカとシントは組織的なドーピング行為を疑われてデボニスの一件の直後には地元警察による家宅捜査を受けています。

そしてここ数日各メディアで取り上げられたのが、フランスのUCIプロチーム「デルコ」に所属する岡選手の「4ヶ月レース出場停止処分」に関するニュースです。

すでに岡選手自身がSNSで声明を出している通り、2020年12月9日に受けた「ICL手術(視力回復手術)」に関連して服用した薬に禁止薬物の「アセタゾラミド」が含まれており、直後の12月13日に実施された抜き打ち検査により同物質が検出される結果となりました。

その後故意の摂取ではないことが認められ、出場停止期間は大幅に短縮(4ヶ月)され、今月24日には出場停止処分が解かれることになっています。

デボニスの一件は、明らかに能力向上を目的とした違反行為であり、4年という長期の出場停止処分を受ける形となります。

一方、岡選手のケースはいわゆる「うっかりドーピング」ではあるものの、プロ選手としての自己管理やチーム関係者の管理体制などにも問題があったことは否めません。

今一度、日本の選手たちには自身の体に接するすべての物質に注意を払う感覚を身につけて欲しいと感じています。

岡選手は自身とは関係のない「チーム」と「スポンサー」のトラブルにより、昨年途中から長期間レースへの出場機会を奪われる状況に置かれてしまっています。

その中で起きた今回の一件で岡選手のメンタル面は相当に傷つけられてしまっていると思われますが、なんとか今年を耐え忍んで移籍先をみつけ、空力に優れたあの美しいフォームを再びみせて欲しいと感じています。

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