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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2020年12月29日

2020年J SPORTS解説者的10大ニュース

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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2020年も当ブログでは様々な話題を取り上げてきました。

特に「新型コロナウイルス感染症」という重大なパンデミックに見舞われた今年は、いつもとは違った内容の話題も多かったと思います...。

2020年最後の更新となる今回は、J SPORTSサイクルロードレース解説者歴20周年を迎えた筆者が、独断と偏見で選ぶ「2020年J SPORTS解説者的10大ニュース」をお届けしたいと思います!

それでは早速いきます!


◯新型コロナウイルスの影響で世界中のレースが止まる
私自身がロードレースに関わるようになってから初めての事態が起きる。ロードレースを仕事としている身としては大きな不安に覆われる...。


◯フルームとトーマスがツールメンバーから外れる
当初はツールの優勝候補として名前が挙がっていたGと移籍が発表されたもののチームのレジェンドライダーであるフルームがツールメンバー外れる...。


◯ツアー・オブ・ジャパンが開催中止となる
1年の多くの時間をかけて準備を進めてきた「ツアー・オブ・ジャパン」が開催中止となる。中止が決まった直後には頭の中が真っ白になった...。


◯スポーツ界の常識を覆すエアーシリーズ誕生
どんな状況下でも前を向き続ける J SPORTS が、妄想でメジャーレースをお伝えする「エアーシリーズ」を開発!多くの出演陣が落車に見舞われるなか、浅田監督と中野マッサーが才能を発揮!ロックダウン期を見事切り抜ける。


◯自転車選手の脚質に新たに「デジタル」という項目が加わる
「エアーシリーズ」に続いて世界の自転車界は「デジタル&バーチャルシリーズ」を開発!Zwiftなどを利用したバーチャルレースが数多く開催され、リアルではそうでもないがバーチャルで強い「脚質デジタル」の選手やチームが出現する。


◯2ヶ月遅れでツール・ド・フランスが開催される
コロナ禍で「開催されれば快挙」といわれた「ツール・ド・フランス」が、「パリにたどり着ければそれは奇跡」といった比喩を見事実現して文字通り奇跡を起こす!


◯浅田大明神が本領を発揮
ワールドツアー再開後のレース解説でズバズバと優勝者を言い当てていく浅田監督に「浅田大明神」というあだ名がつく。ブエルタでは3レース続けて優勝者を的中させ「でも当て過ぎるとつまらないですよね」という名言を残す...。


◯21歳の新生ポガチャルがツール・ド・フランスを制する
世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」で、プロ2年目の21歳タデイ・ポガチャルが、マイヨジョーヌ、マイヨプランアポワルージュ(山岳賞)、マイヨブラン(ヤングライダー賞)の3冠を達成!最終タイムトライアルでの逆転劇は歴史に残る名勝負。


◯迷物解説者奇跡の3連単
ポガチャルの3冠を日本の迷物解説者が開幕2ヶ月前に予言して見事的中させる!但し、他のレースに於ける逆予想は健在だったため「クリノート」という言葉が払拭されることはなかった...。


いかがでしたでしょうか。

今年は大変なことが多い年でしたが、そんな中で「安全を優先しつつも変化に合わせて歩みを止めてはいけない」という人生の基本哲学を学んだ気がします。

そして「ツール・ド・フランス」の偉大さと孤高の運営理念を改めて思い知った次第です。

今年も一年大変お世話になりました。

来年も皆様には優勝者予想などで何かとご迷惑おかけするかもしれませんが、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。

よいお年をお過ごし下さい。

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