最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ
このブログについて
【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
先日アップした当ブログの記事(5/6アップ:2020年シーズンは実質3ヶ月!各レース優勝者予想付き!)のなかで「ツール・ド・フランス2020」の優勝候補に挙げたクリス・フルームの周辺がにわかにザワつきはじめているようです。
というのも、「私が優勝候補に挙げた選手の周辺では様々な...」ということではなくて、フルームの移籍話が各種メディアなどで断片的に報じられているのです。
移籍候補(あくまでウワサ)に挙がっているチームは以下の通り。
◯モビスター チーム
栗村コメント:エース級大放出キャンペーン直後なのであり得るかもしれませんが、バルベルデさんがフルームのアシストを献身的に務められるかは???であります...
◯チーム バーレーン・マクラーレン
栗村コメント:今季はイギリス色が強くなっているのであり得るかもです。プールスやカヴェンディッシュなどの元同僚がいるのもなんとなくプラスでしょうか。でもそうなるとまたしてもランダが...。
◯イスラエル・スタートアップネイション
栗村コメント:チーム側がフルームにオファーを出していることを認めており、現状で最も可能性が高い選択肢なのでしょうか。しかし戦力的にはツールで勝つための厚みがまだ足りていない様にも感じます...
◯NTTプロサイクリング
栗村コメント:今季、名将ビャルヌ・リース(いろいろと疑惑もありますが)が合流したチームは大きく生まれ変わっており、スポンサーのNTTも比較的コロナの影響を受けにくいことから可能性ありかと思います。
現在、35歳のフルームの年俸は5億円以上ともいわれており、巨大企業イネオスもコロナの影響をまったく受けていないわけでもないので、やはり「火のないところに煙は立たぬ」状態なのでしょうか。
また、優等生のエガン・ベルナルが、ある意味で彼らしくない「ぼくはアシストとしてツールに参加するつもりはございません」発言をしたことも、元祖優等生のフルームとしては気が気ではない模様。
そもそも、フルーム(ツール4勝)、トーマス(同1勝)、ベルナル(同1勝)という現役ツールチャンピオン3名を含んだロースターなど可能なのでしょうか。
サー・ブレイルスフォード代表のマネージメント能力に注目が集まります。