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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
先日、UCI(世界自転車競技連合)からレース開催中止措置を6月1日まで延長するとの発表がありました。
これにより、自転車ロードレース界の焦点は「ツール・ド・フランス」が開催されるのかどうかに絞られつつあります。
すでに選手やチーム関係者などからは「もしツールが開催されない場合は多くのプロチームが大打撃を受けるだろう」といったコメントが発せられています。
また、各チームは選手などへのサラリーの支払いの減額なども発表しはじめています...。
そんな危機的な状況のなかで、各選手たちは今どうしているのかが気になるところです。以下、代表的な選手たちの近況?をご紹介いたします。
◯エガン・ベルナルさん(23歳/コロンビア在住)
室内トレーニングを続けていたがそれも一時中断。今年の五輪やツールに対しても早い段階から延期を希望するようなコメントを残している。
→栗村雑感
若い(この先のキャリアが長い)ですしチームの財政面も強固なためか大きな余裕を感じます。「皆さん無理しないで落ち着いてからスタートしましょう!」といった感じでしょうか。
◯ゲラント・トーマスさん(33歳/イギリス在住)
Zwiftアンバサダーなだけあって室内トレーニングしまくり継続中。鉄の意志を持っているため室内練習は苦にならないタイプとのこと。
→栗村雑感
チームの財政面は安定していて室内練習のスペシャリストということで今年中にレースが再開された際には台風の目になる可能性大!
◯ロマン・バルデさん(29歳/フランス在住)
今年のターゲットだったジロと五輪が共に延期となり目標を失う。自身のTwitterでは早い段階から国民に対して「個人主義は控えましょう。そして最前線にいる医療関係者の皆さんに感謝を!」といった感じのコメントを残しています。
→栗村雑感
優等生のバルデらしい感じがいたします。パリ〜ニースの際も「こんな状況でレースやってていいの?」的なコメントを残していましたし、自転車界を超えて社会全体を見ているのでしょう。
◯ティボー・ピノさん(29歳/フランス在住)
お父さんが新型コロナウイルスに感染してしまう。また、室内練習が大の苦手で、これまでローラーに乗った最長時間は1時間半...。現在、Zwiftアプリのダウンロードを検討中とのこと。
→栗村雑感
お父さんが新型コロナウイルスに感染してしまい、優しい心を持つピノは相当落ち込んでいると思われます。幸いお父さんは軽症とのことですが、それでも気が気ではないでしょう。個人的にピノをずっと推しているのでがんばって欲しいです。
◯トーマス・デヘントさん(33歳/ベルギー在住)
チームは選手への給与支払い停止を発表。但し、これは国の給与保証制度を活用するための施策とのことで、選手の給与がゼロになるわけではないとのこと。新型コロナウイルス問題が拡大してからデヘントさんのTwitterがバルデとは対照的な方向で注目されている模様。
→栗村雑感
新型コロナウイルス問題拡大後からデヘントさんが異彩を放っています。Twitterでみせるキャラはまさに「旅人(野人)デヘント」さんそのものであります。今週末に開催が決まった「ロンド・ファン・フラーンデレン」でも優勝候補に挙がっています。
◯ロンド・ファン・フラーンデレン
開催延期が発表されていた世界ナンバーワンクラシックレースの「ロンド・ファン・フラーンデレン」が、当初の予定通り「4月5日(日)」に開催されることが発表されました。尚、参加選手は13名で、距離はラスト32km、形式はバーチャルライドによるタイムトライアルとなっております。参加選手は以下の通りです。