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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
新型コロナウイルスはまだまだ収束の兆しをみせません。
そして、世界的にいろいろなことが止まってしまっている状態です...。
ニュースやSNSなどで良い情報を探しにいっても、見事なほどネガティブなものばかりで気持ちが折れそうになってしまいます。
そんな中、「ツアー・オブ・ジャパン」が開催中止となり、少しは時間的な余裕は生まれるはずでしたが、先週末にいろいろと考えて、いまできること、これからできそうなことなどに着手していたら、むしろ身の回りのタスクが増える状況となってしまいました...汗
現在の状況下で難しいのは「前提」が読めないことです。
皆さんも同様だとは思いますが、例えば自分自身の場合、下記の内容がみえてこないと次の具体的な行動が起こせない状況にあります。
◯東京五輪の開催時期が決定しないとTOJをはじめとした来年の準備が進められない(記事作成後に五輪開催日程が2021年7月23日~8月8日で合意したとの報道あり)
◯世界のサイクルロードレースの再開タイミングがみえてこないと解説業の準備などができない
◯新型コロナウイルスによる自粛解除タイミングがみえてこないとイベントなどに関連する準備ができない
◯上記に関する自分自身の中期事業計画が立てられない
例えば「ここまでは必ず時間が空く」や「ここから再開する」というのがわかっていれば、その期間にやれることを決めて、あとは行動に移すのみとなりますが、いまはこれらの前提条件がみえて来ないので、すべて予想で動いていくしかありません。
下手に新しいことをはじめてしまって状況が悪化する恐れもありますし、逆に、なにもせずに待っているだけでは、時間がただ過ぎていくだけになってしまいます。
いま必要なことはとにかく考えることです。
たしかに外部要因に翻弄されているので考えても仕方がない部分は多々ありますが、それでも考えることによって、今後、どんな影響が生じてなにが変わっていくのかを感じることは可能になります。
安全優先でがんばっていきましょう!