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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
新型コロナウイルスの感染が国内で拡大していることを受け、本日、東京マラソンの一般参加部門(約38,000人出場予定だった)の開催中止が報道されました。尚、東京五輪男子マラソン代表の選考を兼ねるエリート部門は予定通りに実施されるとのことです。
開催の可否が注目されていた国内巨大スポーツイベントの中止が決定したことにより、今後、まずは3〜4月に向けての国内の他のスポーツイベントにも影響がでるのは必至の状況です。
また、世界のスポーツ界にも徐々に影響がではじめています。
先日お伝えいたしました様に、UCIは2月23日から3月1日まで中国南部で開催予定だったUCIプロシリーズの「ツアー・オブ・ハイナン(UCI-2.Pro)」の開催中止を発表しています。
また、ゴルフ界では、中国、タイ、シンガポールでそれぞれ開催予定だった女子LPGAツアーの3試合が中止になったほか、中国とマレーシアで開催予定だった男子ヨーロピアンツアーの2試合も開催延期となっています。
ほかにも、F1の中国GPや、アジア圏で開催が予定されていたラグビーの国際試合なども延期が決まっている模様です。
一方、国内のプロスポーツに目を移すと、まず、サッカーについては、今週末から予定通りにJリーグが開幕しますが、クラブ単位では開幕前キャンプなどでのファンサービス(握手会など)を自粛しているとのこと。
プロ野球については、すでにオープン戦が開幕していますが、ジェット風船を使用した応援の自粛を要請している球団があるほか、日本チームと台湾チームとの練習試合が中止となっています。
現状、コロナウイルスの感染がアジア圏中心であることから、2〜4月に開催予定だったアジアでの各種イベントが影響を受けている状況ですが、他の地域でも徐々に感染例が報告されはじめているので、今後、世界的にスポーツイベントの中止や延期が広がっていくのではないかと一部で懸念されていたりもします。
早い段階で収束することを祈りつつ、まずは現時点でできる対策や準備などを粛々と進めていくしかありません。
国内でも3月から各種ロードレースが徐々に開催されはじめますので、他のスポーツの動向などを確認しつつ、安全第一で各種判断を行なっていきたいと思います。