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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
12月に入り2020年シーズンに向けた新チーム体制などが徐々に公開されはじめています。
2020年のUCIワールドチーム数は1チーム増えて19チームとなりますが、個人的にこれらのチームをいくつかのグループに分類してみました。
◯常勝系チーム
DECEUNINCK - QUICK - STEP(ベルギー)
BORA - HANSGROHE(ドイツ)
TEAM INEOS(イギリス)
ASTANA PRO TEAM(カザフスタン)
◯飛躍系チーム
TEAM JUMBO - VISMA(オランダ)
UAE TEAM EMIRATES(UAE)
EF EDUCATION FIRST(アメリカ)
LOTTO SOUDAL(ベルギー)
◯安定系チーム
MOVISTAR TEAM(スペイン)
TREK - SEGAFREDO(アメリカ)
MITCHELTON - SCOTT(オーストラリア)
AG2R LA MONDIALE(フランス)
GROUPAMA - FDJ(フランス)
◯もっとやれるよ系チーム
TEAM SUNWEB(ドイツ)
CCC TEAM(ポーランド)
◯未知数系チーム
COFIDIS(フランス)
ISRAEL CYCLING ACADEMY(イスラエル)
◯ポジティブな変化(特にテクノロジー)が期待できる系チーム
BAHRAIN - MCLAREN(バーレーン)
NTT PRO CYCLING TEAM(南アフリカ)
若干の偏り感があるかもしれませんが、これらが2019年から2020年シーズンに向かう各チームの現状イメージとなります。
特に一番下に挙げた2チーム(テクノロジー系変化が期待できるチーム)には大きな飛躍の可能性があるように感じます。
テクノロジー系アプローチと組織マネージメントが成績に直結する時代ですが、まずはどのチームがポジティブな意外性を発揮してくれるのかに注目していきたいと思います。