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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
自転車ロードレースのオフシーズンにあたる11月と12月に、「ツール・ド・フランス マイヨ・ジョーヌ アーカイブ」と題した1980年代のツール・ド・フランスの名勝負を振り返る番組を放送いたします!
本日は、「80's(エイティーズ)自転車おじさんトリオ(1980年代に厨二病を患っていたおじさん3人)」で以下のツールステージの収録を行いました。
◯1986年 第12ステージ
Bayonne〜Pau /217.5km
◯1987年 第21ステージ
Bourg d'Oisans〜La Plagne/185.5km
当たり前ですが、30年以上も前のレースなので「ライブ」ではないのですが、飯島アニキと中野マッサーと共にレースを振り返っているうちに、気分は時空を超えたライブ中継に突入!
この時代は国内ではまだツールの生中継というものが実施されていなかったわけですが、「80's(エイティーズ)自転車おじさんトリオ」の生スイッチは完全にONとなり、最後は一緒にオールアウトしてしまいました。
それにしても1980年代のレース映像や画像を見る度にいつも不思議に思うことがあります。それは「心の内から湧き上がるドキドキ感」についてです。
私自身が自転車ロードレースと出会ってからすでに30年以上の歳月が流れましたが、これだけの時間が経ってもいまだにツール・ド・フランスの魅力に取り憑かれている自分がいます。
一方で、現在のレースや選手のたちの映像や画像を見ていて、時間を忘れるほど(穴が開くほど)にそれらに引き込まれるということはほぼ無くなりました。
それなのに、SNS上などで1980年代のレース画像などがまわってくると、完全に厨学生だった頃の感覚に舞い戻ってしまい、1枚の写真をそれこそ何分間でもじっと見ていられる状態に陥ってしまうのです...。そして、50歳を前にしたおじさんの心は、思春期だったあの頃と同じ様にドキドキと高鳴ってしまうのでした。
「匂い」や「音楽」などで青春時代の淡い思い出が蘇るということは誰でも経験があるとは思いますが、私にとって「1980年代のレース映像や画像」は同じ効果を持った最高のおかずなのかもしれません。
ということで、「80's(エイティーズ)自転車おじさん」がオールアウトしたレースの放送予定は以下の様になっております。
◯マイヨジョーヌ・アーカイブ 放送予定
・11月9日(土)21:00~ J SPORTS 4
1986年 第12ステージ ~ピレネーを舞台に露見したイノーとレモンの確執~
・11月15日(金)21:00~ J SPORTS 4
1987年 第21ステージ ~ステファン・ロッシュ トリプルクラウンに繋がる魂の超級山岳クライム~
ぜひお楽しみに!