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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
UCI(世界自転車競技連合)がファンを対象としたロードレースに関するアンケートを実施したとの報道があったのでその内容を簡単にご紹介いたします。
調査目的はロードレースの魅力や問題点などを理解し、今後の改善などに生かしていくためとのこと。
以下、調査結果の一部となります。
◯調査対象者
・92%が男性
・71%がヨーロッパ大陸
・23%がアメリカ大陸
・53%が35〜64歳
・大半がサイクリスト
・62%がファンサイクリスト
・27%がレースに参加している
・21%がツーキニスト
◯調査結果
・大半がロードレースに非常に興味がある
・84%がロードレース観戦を楽しんでいる
・70%がロードレースは理解しやすいと考えている
・66%がルールはそれほど複雑ではないと感じている
・ロードレースというスポーツから感じるキーワードは「興奮」「勇気」「ヒーロー」「尊敬」
・人気選手上位6名は「ペーター・サガン」「ジュリアン・アラフィリップ」「ヴィンツェンツォ・ニバリ」「フィリップ・ジルベール」「アレハンドロ・バルベルデ」「マチュー・ファンデルポール」
◯問題点など
・50%がロードレースのレース結果は予測可能であると回答
・ロードレースの魅力は「選手の激しい戦い」「レースのオリジナリティとステイタス」
・ロードレースの魅力を減らす要素は「無線(48%)」「パワーメーター(40%)」「チーム予算の差(39%)」
・76%がチーム予算の差がロードレースの魅力に影響を与えると考えている(UCIは71%の優れた選手が一部の限られたチームに集中していることが観客の楽しみに影響すると考えている)
◯レース視聴
・アンケート回答者のうちテレビ視聴者が68%(ほとんどが無料放送)、インターネット視聴者が21%(うちスマホ=6%、タブレット=4%)
・65%のファンがSNSを使用してロードレース関連コンテンツを共有およびフォローしている
・67%が選手に関する情報を収集
・63%がチームカー内部映像に魅力を感じる
・60%がレースの事前情報を収集している
・75%が選手のパフォーマンスに関するデータがもっとあれば楽しいと感じている
という様な感じになります。
参考になる情報も含まれているのでメモしてこうと思います。