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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2019年07月11日

最初のヤマバ!ピノの地元!

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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「第106回 ツール・ド・フランス」は大会6日目にして早くも最初の山頂フィニッシュとなる「ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ(1級/標高1,140m/距離7km/平均8.7%/最大24%)」へ向かいます。

06.jpg

しかも、「ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ」の前に6つのカテゴリー山岳を超える160.5kmのハードな行程となっており、この1週間長い峠を上っていない有力選手たちにとってはミステリアスかつ危険なステージとなることは間違いありません。

もし、体が長い上りに対応できていない状態でこの日を迎えてしまったならば、取り返しのつかないタイムを失う可能性もあります...。

ということで、今回で4回目の登場となるボージュ山脈「ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ」フィニッシュですが、これまで開催された3回のステージ順位を改めて振り返ってみたいと思います。

◯2012年 Stage7 Tomblaine〜La Planche Des Belles Filles 199km
1位 FROOME Chris/Sky Procycling
2位 EVANS Cadel/BMC Racing Team +02s
3位 WIGGINS Bradley/Sky Procycling +02s
4位 NIBALI Vincenzo/Liquigas - Cannondale +07s
5位 TAARAMÄE Rein/Cofidis, le Crédit en Ligne +19s
6位 ZUBELDIA Haimar/RadioShack - Nissan +44s
※総合優勝:WIGGINS Bradley/Sky Procycling

◯2014年 Stage10 Mulhouse〜La planche des Belles Filles 161.5km
1位 NIBALI Vincenzo/Astana Pro Team
2位 PINOT Thibaut/FDJ.fr +15s
3位 VALVERDE Alejandro/Movistar Team +20s
4位 PERAUD Jean-Christophe/AG2R La Mondiale +20s
5位 BARDET Romain/AG2R La Mondiale +22s
6位 VAN GARDEREN Tejay/BMC Racing Team +22s
※総合優勝:NIBALI Vincenzo/Astana Pro Team

◯2017年 Stage5 Vittel〜La Planche des Belles Filles 160.5km
1位 ARU Fabio Astana Pro Team
2位 MARTIN Dan/Quick-Step Floors +16s
3位 FROOME Chris/Team Sky +20s
4位 PORTE Richie/BMC Racing Team +20s
5位 BARDET Romain/AG2R La Mondiale +24s
6位 YATES Simon/ORICA-Scott +26s
※総合優勝:FROOME Chris/Team Sky

ボージュ山脈の位置的にツールの序盤〜中盤に登場することの多い「ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ」ですが、それでも最終的に総合優勝を飾る選手は過去3回ともにステージトップスリーフィニッシュを果たしています。

過去の相関性が今年も機能するならば、今夜のステージの上位3名の中から2019年の総合優勝者がでることになります。

地元(オート=ソーヌ県)が近いフランス期待のティボー・ピノ(Groupama - FDJ)のツール・ド・フランスベストリザルトは、2014年の総合3位(ヤングライダー賞獲得)であり、この年の「ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ」はステージ2位でフィニッシュしています。

ということで、総じて崩れることの許されない今夜の戦いは、視聴者にとっても見逃すことが許されない重要なステージとなっています。

是非お見逃しなく!!!

20:55〜 J SPORTS 4

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