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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
2019年最初の「UCIワールドツアー」となる、「サントス・ツアー・ダウンアンダー」がオーストラリアのアデレード周辺で開幕いたしました。
初日を制したのは「ウルフパック」のエーススプリンターを担うエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/ドゥクーニンク・クイックステップ)でした。
さて、年明けのブログで書いた「2019年自転車界びっくり10大予想(栗村妄想)」の項目の一つである「クイックステップの勝利数が2018年の半分に...」という予想は早くもなんとなく外れそうな気配となって参りました...。
ちなみに昨年の同チーム及び所属選手の勝利数を改めて確認してみると以下の様になっています。
◯2018年クイックステップ・フロアーズ=チームとして73勝
◯エリア・ヴィヴィアーニ=18勝
◯ジュリアン・アラフィリップ=12勝
◯フェルナンド・ガヴィリア=9勝(UAEへ移籍)
◯ファビオ・ヤコブセン=7勝(22歳)
◯アルバロ・ホセ・ホッジ=5勝(22歳)
◯ボブ・ユンヘルス=4勝
◯ニキ・テルプストラ=3勝(ディレクト・エネルジーへ移籍)
ガヴィリアとテルプストラが抜けた穴は大きいと思っていましたが、こうやって見てみると意外と他の選手(特に若手スプリンター)も全体の勝利数に十分に貢献していることがわかります。
また、ヤコブセンとホッジは22歳と若いので、今シーズン更なる成長を果たす可能性も十分にあります。
明日の第2ステージもスプリンター向きのコース設定となっていますので、再びヴィヴィアーニが格の違いをみせつけるスプリントで開幕2連勝を飾るのか、注目されるところであります。
※写真は2011年のジャイコ・ヘラルド・サンツアーに宇都宮ブリッツェンが参加した時のもの