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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
今週末はオーストリアのインスブルックで「自転車ロードレース世界選手権2018」が開催されます。
栄光のアルカンシエルに袖を通す選手は果たして誰になるのでしょうか!?
一方、私はといいますと、新潟県南魚沼市で開催される「南魚沼グルメライド2018」に参加いたします。
今年、夏以降に参加したライドイベントはいずれも雨に降られています...。
今年の夏は命の危険を感じるほどの暑さのなか、関東では雨があまり降らない期間が続きましたが、逆に秋に入ると多くの台風が発生したりと雨の日が非常に多くなっています...。
正直、自転車乗りにとっては芳しくない天候が続いているわけですが、今週末も雨の中のライドになる可能性が高いので、以下に雨ライドのストレスを少しでも減らす対策を書いてみたいと思います。
◯ウェア類を黒基調で揃える
雨のなかを走ると巻き上げなどで必ずドロドロになり、白いウェアを着ているとたった1回の雨中ライドでベージュのウェアへと変身してしまう可能性があります。
◯アイウェアはクリアレンズ
雨の日は暗くなるのでアイウェアのレンズもクリアもしくは明るめがベストです。
◯シューズカバーを使う
シューズカバーは保温効果よりもシューズの汚れ防止アイテムとして機能します。
◯可能であればヘルメットやシューズは買い替え前に使っていたものなどを使う
ヘルメットなどは本来の機能が失われていないことを条件に古いものを雨用に使うのはありかと思います。
◯可能であれば雨用の自転車やホイールを用意する
これはかなりの頻度で乗るひとであれば効果的です。雨用の自転車にはフルカバータイプの泥除けとディスクブレーキを装着すれば鬼に金棒です。
◯バイクパンツのパッドやレッグウォーマーのゴム部分などにワセリンなどを塗る
雨の日に長時間走ると人によってはあちらこちらが擦れてしまいます。
◯走り終わったらすぐにホースなどを使い自転車と自分自身に付いた泥や砂利を洗い流す
汚れ落としの基本はなるべく早いタイミングで洗い流すです。自転車の左右から&ひっくり返して裏からも水をかけて砂利などを洗い流します。更に若干冷たいですが自分自身も頭から足先まで水をかけて砂利を流します。特に汚れている箇所は「足の甲部分」「スネ部分」「お尻部分」「腰部分」などです。
◯自転車はすぐに乾拭き注油
水をかけて砂利を洗い流したらすぐにウエスで乾拭きを行いその後注油します。乾拭きの際はキレイな部分を拭く用のウエスと汚れた部分を拭くウエスの2種類を用意しましょう。特に汚れている箇所は「ブレーキ本体まわり」や「リムとタイヤのサイド部分」になります。
◯ヘルメットもシューズも付けたままシャワーを浴びる
外で砂利などを洗い流したら私の場合はそのまま何も取らずにシャワーを浴びます(シューズやクリートで床などを傷付けないように注意が必要)。雨の中を走ったウェアをそのまま洗濯機へ入れるとかなりの砂利を洗濯機のなかへ流す状態になってしまうことがあります。
雨の日のライドは自転車やウェア類などの消耗が激しくなります。それらを少しでも緩和するためのノウハウとして参考にしていただければ幸いです。