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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2018年09月14日

ひとはなぜ旅をするのか

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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現在、今週末に山口県で開催される「第2回 JBCF 秋吉台カルストロードレース(山口県美祢市)」及び「第3回 JBCF 維新やまぐちクリテリウム(山口県山口市中河原町 パークロード)」の執務のために新幹線で山口へ向かっております。

ちなみに目黒からの移動時間は4時間30分となっています...。

元自転車ロードレースの選手&監督だった私は、自転車に乗っていた時間なども含めると、これまでの人生で「移動した距離の合計」は恐らくとんでもない数字になっていると思われます。

それだけに若い頃から「旅をしたい」と感じたことがあまりなく、むしろ「人はなぜ時間とお金をつかい、更にある種のリスクをとってまで旅をするのだろうか?」と疑問に感じることすらありました。

しかし、年をとり、また、都内での仕事時間が増えたことも関係しているのか、次第に旅をすることの価値というものが少しずつ理解できるようになってきた感じがします。

そこで「人が旅をしたいと思う理由」を自分なりに考えてみました。

1.ポジティブなサービスなどを求めて
キレイな景色を見たり美味しいゴハンを食べるなどいつもと違った少しリッチなサービスを求めて旅をするひとは多いと思います。ごく一般的な理由ですね。

2.日常から開放されることを求めて
仕事を含めた日常生活のなかで受けるストレスから開放されるために旅をするひとも多いでしょう。しかし、開放感から旅先でSNSをアップしまくった結果、現実世界に戻ったあとにストレスの倍返しなんていうパターンもあるかもしれません...。

3.歴史や異文化を求めて
歴史的建造物や異文化に触れることで成長したいと考えるひとも少なくないはずです。後者の選択をした場合地域によっては「プチ冒険(リスクがある)」になることもあるでしょう。旅行という行為の「王道」もしくは「正統派」といったところでしょうか。

4.なんとなく旅をしないといけない気がするから
SNS全盛期の昨今、旅の報告や画像などが巷に溢れているため、なんとなく自分も旅行しないと可哀想なひとと思われてしまうのではと不安になって旅行しているひともいるかもしれません。インスタ萌えや話題づくり対策といったかたちになります。

5.さすらう
行く場所も旅の目的も決めずにたださすらう(移動を繰り返す)ひとがいます。ある意味で本当の「旅人」といえるでしょう。予期できない出会い(ひとや場所など)が主たる目的なのでしょうか。

思い当たる理由をツラツラと書いてみましたが、やはり「旅」は奥が深そうで、ここにすべてを挙げるのはちょっと難しそうな感じがしてきました...。

皆さんはどんな理由で旅をしているのでしょうか。

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