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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2018年09月05日

時間配分

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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現代の人間というのは、大枠で分けると以下の様なカテゴリーで一日(一週間)の時間を組み立てているのだと思います。

◯睡眠時間
◯食事時間
◯仕事時間(学業や育児・家事時間含む)
◯移動時間
◯雑務時間(各種準備や片づけなど)
◯余暇時間(入浴時間含む)
◯趣味時間

そしてこれらの合計が24時間(もしくは7日間)になるわけです。

人にはそれぞれに持続可能な時間配分があるわけでして、睡眠時間や食事時間、余暇時間などを多めに取らないと持続可能な時間配分にならない人もいれば、仕事が趣味になってしまっている人などは、仕事時間のなかに「食事時間(打合せ)」や「移動時間(ラップトップを開いたりニュースを見たりビジネス本を読んだりなど)」、「趣味時間(そもそも仕事が趣味なので楽しんでいる)」などが組み込まれてしまっていたりもします。

一般的に労働者(投資家や仕組みをつくった経営層など以外)というジャンルに自分自身の身を置いて生活しているひとであれば、時間単位の生産性があまり変わらないのであれば、仕事関連に使う時間が多ければ多いほど最終的な収入に影響を及ぼします。

もちろん、職種や既得権益的な部分でも収入は大きく変動するでしょうが、但し、世の中で平均よりもたくさん稼いでいる労働者というのは、時間単位の生産性が高く、その上で24時間のなかでより多くの時間を仕事関連に費やしているのは間違いありません。(仕事関連に時間を費やせて更に有能な人であれば遅かれ早かれ収益性の高い環境に身を置けるはず。但し、一般的な労働者として稼げる年収の上限には限界がある...)。

参考までに自分自身の本日の時間配分を以下に書き出してみました。

◯睡眠時間=5時間
◯食事時間=30分
◯仕事時間=13時間(勤務8時間+打合せ1時間+収録2時間+情報収集しながらの中継視聴2時間)
◯移動時間=4時間(仕事関連やウォーキングとしても活用)
◯雑務時間=1時間
◯余暇時間=30分
◯趣味時間=0時間

正直、上記の時間配分が365日ずっと続く状況だとかなり厳しく感じると思います。

厳しくなるというのは、具体的にいうと、脳をクルーダウンできる時間が少ないので、もし長期的にこの状態が続いてしまうと、仕事の質の低下(時間単位の生産性の低下)が生じてしまう気がします。

人によっては、上記の時間配分を一日こなすだけでもキツく感じるかもしれませんし、逆にもっとハードな時間配分(仕事関連の割合が多い)の中に身を置いていても毎日楽しくて仕方がないという強者もいるかもしれません。

自分自身の時間配分の特徴を年間でみてみると、恐らく一般的な内容と比べて、食事の総時間が少なく、逆に仕事関連や移動の総時間が多いように感じます。

また、趣味時間については、「趣味が自転車(すべて仕事になってしまっているので楽しんでいるという感覚はありませんが...)」なので、特にそれに該当するものがないといえばない状況でもあります...。

なんとなく、こうやって自分の生活の時間配分を可視化してしまうと、現在の環境下で自分ができることとできないことがみえてきてしまいます。

なにかを大きく変えたければ、環境(自分の生活や仕事の仕組み)を変えるか、もしくは不要なものを捨てる(断捨離)かを、実行しなくてはいけません。

改めて、少ない睡眠時間と余暇時間でも正常に活動ができて、更に仕事が遊びだと感じれる人は強いなあと感じます。

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