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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2018年04月23日

レース展開に変化が?

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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昨日、ベルギー・ワロン地域で「La Doyenne(ラ・ドワイエンヌ=最古参)リエージュ~バストーニュ~リエージュ」が開催され、クイックステップ・フロアーズのボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)が見事な独走勝利を飾りました。

これにて一先ず「春のクラシックシーズン」は終了となります。

ところで、昨夜の番組中にも少し触れましたが、今年のレースは単独での逃げ切り勝利が例年よりも多いような気がします。

早速、直近3年間のレース展開と比較してみたところ、やはりリザルト上でも違いを確認することができました。

また、リザルト上ではわからないものの、単独、もしくは少人数でのフィニッシュから遠い位置からアタックによる勝利が多いようにも感じます。

今年から1チームの人数が一人少なくなっているわけですが、この変更が地味に影響しているのでしょうか。もしそうであれば、グランツールの戦い方にも変化が生じるかもしれませんね。

◯Omloop Het Nieuwsblad
2018年 単独フィニッシュ VALGREN Michael
2017年 3名でのスプリントフィニッシュ
2016年 4名でのスプリントフィニッシュ

◯Strade Bianche
2018年 単独フィニッシュ BENOOT Tiesj
2017年 単独フィニッシュ
2016年 2名でのスプリントフィニッシュ

◯Milano-Sanremo
2018年 単独フィニッシュ NIBALI Vincenzo
2017年 3名でのスプリントフィニッシュ
2016年 31名でのスプリントフィニッシュ

◯Record Bank E3 Harelbeke
2018年 単独フィニッシュ TERPSTRA Niki
2017年 3名でのスプリントフィニッシュ
2016年 2名でのスプリントフィニッシュ

◯Gent-Wevelgem
2018年 23名でのスプリントフィニッシュ SAGAN Peter
2017年 2名でのスプリントフィニッシュ
2016年 4名でのスプリントフィニッシュ

◯Dwars door Vlaanderen
2018年 単独フィニッシュ LAMPAERT Yves
2017年 単独フィニッシュ
2016年 36名でのスプリントフィニッシュ

◯Ronde van Vlaanderen
2018年 単独フィニッシュ TERPSTRA Niki
2017年 単独フィニッシュ
2016年 単独フィニッシュ

◯Paris-Roubaix
2018年 2名でのスプリントフィニッシュ SAGAN Peter
2017年 5名でのスプリントフィニッシュ
2016年 5名でのスプリントフィニッシュ

◯Amstel Gold Race
2018年 2名でのスプリントフィニッシュ VALGREN Michael
2017年 2名でのスプリントフィニッシュ
2016年 2名でのスプリントフィニッシュ

◯La Flèche Wallonne
2018年 集団フィニッシュ ALAPHILIPPE Julian
2017年 集団フィニッシュ
2016年 集団フィニッシュ

◯Liège - Bastogne - Liège
2018年 単独フィニッシュ JUNGELS Bob
2017年 大人数での攻防フィニッシュ
2016年 4名でのスプリントフィニッシュ

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