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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
「第104回 ツール・ド・フランス」が終了しました。
今年、J SPORTS では世界初となる「全ステージ スタートからゴールまでの完全生放送」を実施し、86時間20分55秒(個人総合優勝を飾ったクリストファー・フルームの優勝タイム/ちなみに個人総合最下位のルーク・ロウは90時間56分47秒)の戦いの模様を日本の視聴者の皆さまに無事にお届けました。
J SPORTS では「ツール・ド・フランス」の休息日にも「休息日TV」を放送し、また、ツール開幕直前に青森で開催された国内頂上決戦となる「全日本選手権ロードレース」の模様を史上初なる「ライブストリーミング」で中継し、その他にもツール期間中には「Jプロツアー」のダイジェスト番組を放送したほか、「我らワールド」や「J SPORTSサイクル部」などの情報番組の放送、ツール関連イベントの実施など、多方面からサイクルロードレースの普及・啓発に力を注ぎました。
正直、本放送の中継だけでも番組スタッフの負担は相当なものだったと思います。
また、ほぼ3名でまわしきった実況の皆さんの力をはじめ、J SPORTS が誇る解説陣の自転車愛溢れる熱血解説も素晴らしかったと思います(手前味噌ですみません...)。
これだけの長時間放送ですから、手が行き届いていなかった点や反省点・改善点なども多数あったかとは思っていますが、それでも新しいチャレンジにも臆することなく前向きに取り組んだことは、次に繋がる何かを生み出すことでしょう。
そしてなにより、90時間に亘る長時間放送にお付き合いいただいた視聴者の皆さまに心から感謝いたします。
明日からしばらく毎年恒例の「ツールロス」と向き合わなくてはなりませんが、それでもまたすぐに次のレース中継もはじまります。
世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」。
世界最高峰の戦いを文字通り「命をかけて」我々に提供してくれたすべての選手たちに感謝の気持ちを伝えると共に(新城選手!今年も感動をありがとうございました!)、この特別なレースに関われることの価値をしっかりと噛み締めたいと思います。
それでは皆さん、また来年のツールでお会いしましょう!!!