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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
2016年も残り3週間となってきました。
『歳をとると1年がはやい』 という声をよく聞いたりしますが、自分自身も遅ればせながら 『その感覚』 がだいぶわかるようになってきました。
30代の頃までは、周囲が 『1年がはやい1年がはやい』 と危機感を募らせていくなかで、『えっ?20代の頃と時間が過ぎる速度感はあまり変わらないけどなあ』 と 『オレは違うぞ感』 を出していたものの、最近は人生の加速度感を切に感じる状況となっております。
歳をとるとなぜ1年間がはやく感じるのか?
諸説ありますが、代表的なものでは一般によく聞く 『ジャネーの法則』 というのがあります。
簡単にいえば、『8歳のこどもの1年は8分の1』、一方、『80歳のひとの1年は80分の1』、という考え方です。
一瞬、なるほど!と納得しそうになりますが、でもよくよく考えてみるとすべての時間軸に当てはまるわけではないですし、そもそもこれでは歳をとったひと全員が時間の流れがはやいことになってしまいます。
そこで自分なりに日常のなかで時間が 『長く感じるとき』 と 『短く感じるとき』 を改めて分析してみました。
◯時間があっという間に過ぎていくとき
・モチベーションが高く集中しているとき
・やらなければならないことが山積していて追われている状態のとき
・楽しいことをしているとき
◯時間の流れが遅く感じるとき
・やりたくない単純作業をしているとき
・欲しいものやしたいことがある状態でそれを待っているとき
・自分のアイデアで現実の行動を創り出せる状態のとき(あれこれ考えられるとき)
ん~、なんだか一貫性があるようでまったくないですね...
もう少しじっくりと考えてみます。