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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
2016年最後の更新になります。
今年は、メインの仕事でもある 『ツアー・オブ・ジャパン』 で 『大会ディレクター』 となり(2014年・2015年は大会副ディレクター)、いままで経験したことのない種類のプレッシャーを感じた一年でした。
また、やらなければならいこともどんどん増えていってしまい、時間的な負荷も今までの人生で最もタイトな感じになっています...
日々辛すぎて長期的な展望が持てず、『とりあえずなにも考えずに40代は突っ走ろう』 と自分に言い聞かせるものの、40代の 『あと5年』 が乗り切れるのかも若干不安になっている今日この頃だったりします。
誰しもが人生を生きていると、苦しみや悩み、不安といったネガティブな感情と折り合いをつけながら、それでも未来に向かって前進していくことを求められます。
以前、ネット上の記事かなにかで 『二元論・二元性』 という言葉を目にしたことがありました。
詳細についてはあまりよくわかりませんが、簡潔に表現すれば、表面上はポジティブに感じる感情や事柄(楽しい・嬉しい・成功・希望など)というのは、それらに相反する感情や事柄(辛い・悲しい・失敗・絶望など)の存在によって成立しているという概念です。
実際、自分自身もこれまでの人生のなかでこの 『二元性』 という概念を感じることは少なくありませんでした。
科学的に証明できるものなのか、はたまたスピリチュアル的なものなのかはわかりませんが、それでも、ネガティブな感情などを一定期間受けたあとというのは、かなりの確立で良い時間帯がやってくることが多かったのは紛れもない事実であります(もちろん途中で逃げてしまえば良い時間はやってきませんが...)。
これらを考えると 『いまが耐え時』 であることは確実であり、農業に置き換えると 『土作り→種まき→世話→収穫』 の基本4工程のうち、いまは 『土作り→種まき』 から 『世話』 に入りかけているフェーズであり、ある意味で最も耐える時期なのかもしれません。
2017年に向けても新たなチャレンジ(正確にいえば種まきは以前から行っていた)が数多く動き出しており、まだまだ自分自身が下準備や実務などを直接行う必要がある案件ばかりであり、引き続きいつか来るであろう 『収穫』 の時に向けて耐えながら前に進んでいきたいと思います。
皆さまには今年一年大変お世話になり本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
それでは良いお年をお迎えください。