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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2016年08月07日

参加型イベント

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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この本日は、歴史ある 『第21回 9時間耐久サイクリングinつくば2016』 に会場解説として参加してきました。

『9極の耐9』 というキャッチフレーズがつけられているこのイベントですが、近年は 『耐久』 という表現よりも 『エンデューロ』 と横文字で表現されることが多い時代のなかであえて 『耐久』 という表現を貫いているのは流石歴史ある大会といった感じです。

数ある自転車イベントの中でも人気が高い 『エンデューロレース』 ですが、今回 『筑波サーキット』 で開催された当イベントも参加受付締切前にすでに定員に達したとのこと。

一年で最も暑い8月の土曜日開催にも関わらず、約300組、1,150名のサイクリストが茨城県下妻市に集結しました。

ちなみに、人気の高い参加型イベントというと、一般的に 『ロングライド』、『ヒルクライムレース』、そして、この 『エンデューロ』 の3種類が挙げられます。

それぞれのイベントの特徴を改めてみてみると以下の様な感じになります。

◯ロングライド
・基本的にタイムを競うイベントではないため気軽に参加できる
・エイドステーションなどで地元の食を味わえる
・交通規制を行わずに実施するイベントが殆どであるため一般車両には注意が必要

◯ヒルクライム
・上りなので速度が遅く集団になりにくいので安全(但し下りは注意が必要)
・自分の実力がタイムに反映されるのでチャレンジしやすい
・基本的に山で開催されるので温泉を含めて前泊を楽しめる

◯エンデューロ
・チームで参加できるので仲間と楽しめる
・基本的に長時間のイベントなので達成感が大きい
・先頭集団などはほぼロードレース状態なので一定のスキルが必要

一般の方々がロードバイクを購入したあとに最初に出場するイベントというのは恐らく上記のいずれかが多いと思いますが、その中で最もリピーターが多いのはこの 『エンデューロ』 といわれています(もちろん大会ごとに差はあると思いますが)。

ちなみに、今回の 『9時間耐久サイクリングinつくば2016』 の参加者の3~4割が前年からのリピーターとのこと。

『スポーツバイクへの入り口』 という意味で考えた場合、こういった人気の高い参加型のイベントと、チャンピオンスポーツとしての自転車競技の間に、一定の関連性を持たせることが大切になってくると思います。

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