フランク・シュレク（トレックファクトリーレーシング）が4年半振りの勝利を飾った第16ステージを終え、『ブエルタ・ア・エスパーニャ』 の総合優勝争いはいよいよ混沌としてきました。

今大会唯一の個人タイムトライアルを前にした個人総合時間順位は以下のようになっています。

1位　Joaquim Rodriguez (Spa) Team Katusha
2位　Fabio Aru (Ita) Astana Pro Team +01s
3位　Rafal Majka (Pol) Tinkoff-Saxo　+1m35s
4位　Tom Dumoulin (Ned) Team Giant-Alpecin　+1m51s
5位　Mikel Nieve (Spa) Team Sky　+2m32s
6位　Esteban Chaves (Col) Orica GreenEdge　+2m38s
7位　Daniel Moreno Fernandez (Spa) Team Katusha　+2m49s
8位　Nairo Quintana (Col) Movistar Team　+3m11s
9位　Alejandro Valverde (Spa) Movistar Team　+3m58s
10位　Louis Meintjes (RSA) MTN - Qhubeka　+5m22s

ちなみに上記トップ4が直近で戦った個人タイムトライアル（明日の第17ステージのコースに近い距離で各選手がそれなりのモチベーションで走ったであろうレース）のリザルトは以下のようになっています。

◯ 2015年6月23日
ツール・ド・スイス 第9ステージ 38.4km
1位　Tom Dumoulin (Ned) Team Giant-Alpecin　47.407km/h
9位　Rafal Majka (Pol) Tinkoff-Saxo　+1m26s

◯ 2014年9月2日
ブエルタ・ア・エスパーニャ 第10ステージ 36.7km
1位　Tony Martin (Ger) Omega Pharma - Quick-Step　46.818km/h
17位　Joaquin Rodriguez Oliver (Spa) Team Katusha　+1m49s
21位　Fabio Aru (Ita) Astana Pro Team　+2m03s

◯ 2014年5月22日
ジロ・デ・イタリア 第12ステージ 42.2km
1位　Rigoberto Uran (Col) Omega Pharma - Quick-Step　43.984km/h
4位　Rafal Majka (Pol) Tinkoff-Saxo　+1m39s
16位　Fabio Aru (Ita) Astana Pro Team +2m55s

これらのリザルトをみるかぎり、明日の第17ステージでの力量差（コンディションなどは考慮せず）は、デュムラン ＞ マイカ ＞ ロドリゲス ＝ アル、という順になるのでしょうか？

更に独断と偏見で明日のステージでつくであろう各選手のタイム差を予想すると、、、

デュムラン
　↓
マイカ　+1m30s
　↓
ロドリゲス　+2m00s（デュムランから）
　↓　
アル　+2m10s（デュムランから）

という感じになるかもしれません？？？

もし上記の様なタイム差で第17ステージを終えると、総合で20秒差以内に3名（デュムラン ⇒ ホアキン ⇒ アル）が並ぶことになります。

まだ、第20ステージに難易度の高い山岳コースが残されていることもあり、今年もブエルタは最後まで激戦が続きそうな気配です。

現在のトップ7の誰が勝っても 『グランツール初制覇』 となることから、このあともドキがムネムネの展開になることは必至！

シーズン最後のグランツールということもあり視聴者の疲れも既にピークに達していると思われますが、精神力を振り絞って残りのレースを満喫しましょう！

Cycle*2015
ブエルタ・ア・エスパーニャ
第17ステージ（個人タイムトライアル）
ブルゴス～ブルゴス 38.7km
09月09日（水）
午後11:00 ～ 深夜 01:30（生放送）
J SPORTS 4
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