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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
3月8日(日)午後に、国内コンチネンタルチーム 『マトリックス・パワータグ』 に所属する日本人選手・和田力選手が、走行中に電柱と接触し、22歳の若さで逝去されたという訃報が入ってきました。
マトリックス・パワータグは今年のツアー・オブ・ジャパンへの出場が決まっている国内有力チームであり、和田選手自身も昨年のツアー・オブ・ジャパンにルーキーながら出場して完走41名という過酷な展開の中でしっかりとゴールを果たした将来有望な若手選手でした。
ここ数年、ロードレースの普及活動とともに、安全啓蒙活動にも力を入れていかなければ、と危機感を募らせていた中での訃報に痛惜の念でいっぱいです。
あまりに突然の悲報に接し、ご家族やチーム関係者の皆様のお気持ちを考えると、どうしようもない気持ちになってしまいます。
私自身も監督として12年間に渡って多くの選手達に接してきたので、この悲しみと悔しさの大きさは計り知れないものがあります。
和田選手のご冥福をお祈りするとともに、今後この様なことが二度と起きないようあらゆる努力を続けていきたいと思います。