最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ
このブログについて
【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
昨日より宇都宮ブリッツェンの第4次キャンプがはじまっています。
今シーズンは開幕が例年より約1ヶ月ほど遅いということもあり、2013年シーズンに向けたキャンプは昨年12月の顔合わせキャンプと1月に行ったハワイキャンプを含めて既に5回目となっています。
契約期間がはじまる1月時点ではまだ現役高校生だった沖縄出身の城田選手も宇都宮へ移住し、今シーズン初となるフルメンバーの8名でキャンプはスタートしました。
しかし、キャンプ2日目となった本日、大腿骨の手術箇所の痛みを感じながらも徐々に回復してきた鈴木真理選手がトレーニング中に転倒してしまい、左手の小指と親指を剥離骨折するという怪我を負ってしまいました…
大腿骨にプレートの入っている右側に倒れたので一瞬ヒヤッとしましたが、手術箇所の骨には異常なしとのことで一先ずホッとしております。
しかし、擦過傷や打撲、指の剥離骨折などがあるため、今後は別メニューで回復を図ることになります。
つい先日、元フランスの名選手で現在はテレビ解説者としても活躍しているローラン・ジャラベール氏が、練習中に事故に遭い重傷を負ったというニュースが飛び込んできたばかりだったので、改めて自転車競技の危険性を痛感してしまいます。
競技スポーツにとって怪我は切っても切り離せないものではあるのですが、一方で 『当たり前』 として片付けてはいけない要素でもあります。
取り組まなくてはけないことが目の前に山積していますが、逃げることなくしっかりと一つずつ改善していきたいと思います。