本日は赤坂の日本自転車会館にて開催された 『ツアー・オブ・ジャパン記者会見』 ＆ 『自転車普及協会主催セミナー』 に参加してきました。

記者会見前に開催されたセミナーのお題は 『日本人がツールに勝つためには』。

恐らくツール・ド・フランスでの総合優勝というものを関係者が公の場で口にしたのは初めてではないかと思います。

今回のセミナーは、白戸太朗さんがMCを務め講師を浅田顕監督と私が担当し、そして後半にはサプライズゲストとして片山右京さんにもご参加いただきました。

印象的だったのは右京さんが語った一言。

『浅田監督が“ツール・ド・フランスに出場する”と明言したのと同じように、ぼくも小学生のころ学校の先生に“F1レーサーになる”と言い放ったことがある。言葉にすることはとても大切だと思う。』

先日のブログに書いた 『日本籍のチームに所属した日本人選手がツール・ド・フランスで総合優勝する』 という目標。

今は戯言として認識されることが殆どでしょうし、初期反応というのは懐疑的なものが多いかもしれません。

しかし、誰かが一歩を踏み出さなければはじまらないですし、私が予想通り無能だったとしても、そのあとを有能な誰かが引き継いでくれればいつか実現する日は来るはずです。

『これをこうしたらこうなる』 という単一的な取り組みではなく、組織構築、組織改革、普及、安全啓蒙、マーケティング、ビジネスモデル開発、選手強化、ドーピング問題、人間関係、政治的取り組み、自転車道路設置、etc、、、これらを加味した上での事業計画の作成（数十億円単位の年間予算確保）という多角的な取り組みが目の前に山積しており、既に最終学歴 『中卒』 の私の脳みそはバーンアウト状態になりつつあります。

この10年、水面下でたくさんの人たちと様々な模索や挑戦を続けてきました。

進歩したこともあれば停滞しているものも多々あります。

自分は幸いまだ生き残っていますが、情熱が燃え尽きこの世界から足を洗ってしまった同士はたくさんいます。

今の私の本音は、『やりたい』 ではなくて、『やらなければならない』 です。

週7日は 『もう逃げ出したい』 と考えています

そんな時、ジョブズがスタンフォード大のスピーチで語った名言が心に突き刺さります。

『Stay Hungry. Stay Foolish.』