最近、トヨタの高級車のCMが気になっています。

伝統の高級車にも関わらずイメージカラーを 『ピンク』 に設定し、そしてそのCMで某大御所芸人さんがこんなセリフを語っています。

『愛は勝つって歌あったじゃん、あれ歌うやつばかにしてたんだけどさ、愛は勝つよな、って最近…』

そこへピンクの高級車に乗った某大物フランス人俳優が現れ、たどたどしい日本語でこう答えます。

『前は権力大好きおじさんだったくせにぃ〜』

わざわざピンクをイメージカラーに設定したことに対し好感を持ったユーザーというのは正直少ないと思います。

むしろ 『えっ？』 とネガティブに捉えた人の方が多かったのではないでしょうか…

これって前回の 『ガンダム』 ブログに書いた内容に近いですね。

殻を破るためにあえて逆方向へ進んでみる。

デザインの変化を強調するために高級車にはまずあり得ないピンクを使ってみる。

これが今後どの様な結果を生むのかはわかりませんが、コンセプト自体はとても素晴らしいと思います。

メーカーを代表する高級車なので、恐らくその車種だけではなくメーカーそのものの変化を伝える手法なのかな？と勝手に想像してしまいました。

そして大物芸人さんのセリフ 『愛は勝つ』 …

これが本人の言葉なのか台本上のセリフなのかはわかりませんが、結局行き着くところはここなのだと強く感じます。

もちろん、愛とは 『恋愛』 などで使用される自己愛のことではありません。

偉大な経営者たちが最終的に口にする言葉のなかに 『人のために』 という共通ワードがあります。

最初はキレイ事として解釈していましたが、物事が大きくなればなるほど、 『愛』 というものに頼らざる得なくなってしまうのだと最近ようやく理解できるようになってきました。

このセリフを 『ビートたけし』 さんが語っているところが深いなと…

あっ、でも10代、20代の若者は自己愛全開で良いと思います。

そういう時代があって、その後、背負うものが大きくなった時にはじめて気付く 『知恵』 だと思うので…

偉そうに書いてる自分自身はまだなんにも背負えていません

これからもっとがんばらないといけませんね