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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
以前からお伝えしておりますように、2011年Jプロツアー総集編が、11月19日(土)19:00〜20:00 にスポーツ専門チャンネルの「J SPORTS(J SPORTS 3)」で放映されます!
番組紹介はこちら
明日は朝から『J SPORTS』さんで『Jプロツアー総集編』のナレ撮りを行います。
更に午後からは『2011年ツール・ド・フランスDVD』のナレ撮りも行うので、丸一日お台場に缶詰状態でひたすらロードレースの映像を見ながら喋り続けることになります…
自分が自転車ロードレースの世界に飛び込んだは今から25年前。
17歳の時にフランスへ行き、その後、数えきれないほどの『挫折』を味わいながらも、未だにこの世界で仕事を続けています。
ここまで続けてこれたのは、『情熱』が『挫折』を上回っていたからです。
今年、Jプロツアーの総集編を『J SPORTS』さんで放映していただけるようになったのも、多くの方々の『情熱』があったからこそ。
特に殆ど利益のないなかで撮影と編集を担当した下さった『VIDEOライフ』さんには心から感謝しています。
また、『J SPORTS』さんにも『コンテンツを育てる』という観点でご協力いただいており、今後連盟側はビジネスモデルを構築させることで皆さんに恩返しをしていかなければなりません。
ところで、たまに「その情熱はどこから生まれるの?」という質問をされることがあります。
いつだって情熱と挫折のあいだをさまよっているので、正直胸を張れる答えなどでてきません。
これまでも多くの情熱を持った人たちが立ち上がり、そして失望して去っていく姿を見てきました。
結局、残っていくのは、名誉欲や私欲の強い人たちであって、情熱ベースの人たちは生き残ることが難しいのかもしれません…
自分の周りにも、理解できない人や、許せない人が少なからずいます。
でも、そういう人はもはや変わらないことも知っています。
『折れない情熱』とは、心の奥底に『青い炎』を燃やしながら表面上はフラットでい続けることであり、そして、極力人を恨まずに出来る限り皆に感謝をすることが重要なのだと感じています。
『私利私欲』のパワーに比べると、『情熱』の持つパワーは実は大きくないのかもしれません。
でも、最後に笑うのはどちらなのかも知っているつもりです。