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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

栗村修の日常 2011年09月08日

情報化社会

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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自転車ロードレースの選手というのは、昔から「PC」だの「インターネット」だの「ガジェット」だのという、情報ツールに興味を持つ人が多いような気がします。

海外遠征を含めて非常に旅が多い競技特性がそうさせたのか?、はたまた、自転車=機械=電子機器という図式で興味を持ったのか?、は定かではありません。

どちらにしても、これからの時代、このスポーツに取り組む上で、トレーニング管理やチームPRも含めて、コンピューターやネットというのは切っても切り離せない存在であることは間違いないようです。

しかし、一方で、情報が氾濫するネット社会というのは、気軽に有益な情報を得れるのとは裏腹に、その人にとって不必要だったり間違った情報にも簡単に触れる機会を与えてしまう側面を持っています。

私自身は現在の自分の立場上、FacebookやTwitterなど(とは言ってもこのブログが自動反映されているだけですが…)を利用して積極的に情報発信&情報収集を行うようにしていますが、たぶんプライベートだけだったらどちらにも手を出していなかった気がします

というのも、昔から自分の感性で動くことが多いタイプだったので、多くの情報に晒され過ぎると自分を見失うというか、進むべき方向がぼやける感覚に襲われることがよくあったからです。

最近は、自分という核の部分と、世の中の情報を分けて処理できるようになってきたので(無神経になった?)さほど問題はありませんが、それでもテレビ解説のために行う情報収集などはまさにエンドレスな作業なので、たまに溺れかけたりします

歳をとると、同時進行で進めなくてはいけない仕事の数が飛躍的に増え、最低限得なくてはいけない情報の量と種類が重くのしかかってきます。

「30歳過ぎるともの忘れが、、、」というセリフがありますが、20代の時と比べて頭の中に詰めておかなければならない「ToDo リスト」の量は比べものになりません。

10個やることがあってそのうち1個(10%)忘れるのと、1000個やることがあってそのうち100個(10%)忘れるのは割合で言えば同じでも、「あ〜忘れた〜」と嘆く回数は100倍に増えます

脳のことは専門家でないのでよくわかりませんが、コンピューターのメモリと一緒で、常に余分なスペースを余らせておかないと本来の機能を失ってしまう気がします。

と、こんなことを書いている私の駄文が、誰かの脳のメモリを食ってしまっているのかもしれませんが…

質の高いアウトプットを行うためには、質の高いインプットを心がける必要があるのでしょう。
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