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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
イタリアで開催されている自転車レース「ジロ・デ・イタリア」の第3ステージで、ベルギーの若手スプリンター、ワウテル・ウェイラント選手(レオパード・トレック)が、レース終盤の下り区間で落車し、そのまま帰らぬ人となりました。
昨年のジロ・デ・イタリア第3ステージで勝利を挙げ、将来を嘱望されていた26歳の若きライダーの死に、レース界は大きく動揺しています。
私も、Jスポーツのライブ中継で事故直後のウェイラント選手の姿を見ていたので、訃報を聞いた今は言葉にできないほどの悲しみに包まれています…
しかし、「ジロ・デ・イタリア」は恐らく中止になることはなく、明日のレースも予定通りスタートするでしょう。
「人生は止まることなく続いていく…」、自転車ロードレースが教えてくれる教訓を、我々は望んでいない形で受け入れなければなりません。
ワウテル・ウェイラント選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。