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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

栗村修の日常 2011年01月05日

オープンソース

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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昨年末に「d」社の「a」OS搭載携帯を購入しました。

これまでは、「d」社ノーマル携帯、「s」社「iOS」搭載携帯、「a」社ノーマル携帯、「e」社通信カードという組み合わせで使い勝手とコストパフォーマンスを追求していましたが、あまりに携帯端末が多すぎて、逆に「デキナイ男」に見えるという懸念が浮上したので「デバイス再編」に動きました

「a」OSはオープンソースなので、数年後には色々な意味で「i」OSを抜くと言われていますが、現状では「i」OSの成熟度に遠く及んでいませんでした…

日本における「i」OS携帯端末の弱点は電波のみです。

数年後にはスマートフォンのシェアがかなりの割合を締めると報道されていますが、今のスマートフォンでは恐らく半数以上の人がその機能の大半を使いこなせず、また、ガラパゴス携帯よりも遥かに使いづらいと感じるはずです。

ですので、今後はスマートフォンとガラパゴスの中間機種が開発されていくのだと思います。

ところで、題名にも使った「オープンソース」という言葉。

文字通り、誰でも使えて、多くの人たちが様々な観点でアイデアを自由に生かし、更に改良を加えられるという利点を持ち併せいます。

これは、モノやソフトの開発だけではなくて、それこそ組織の構築にも採用できる形式です。

ただ、今回、オープンソースの「a」OSと、クローズドソースの「i」OSを使い比べてみて、その成熟度の違いがあるとはいえ、オープンソースの統一感のなさ、方向性の曖昧さという弱点を見ることになりました。

自分はPCに関しては「w」OSしか使ったことがないのですが、「m」OSを好んで使っている人達の気持ちが少しわかった様な気がします。

そして、組織においては、現状、間違いなく世の中の主流となっている方向性が、「クローズドソース→オープンソース」でしょう。

民◯党が力を入れているのもまさにこの部分です。

しかし、クローズドソースがオール悪なわけではないこともたしかです。

クローズドソースにとっての最重要事項は、トップに立つ人間たちの「センス」、「能力」、「先見性」でしょうか?

これらを持ち得ていないクローズドソースの組織は、粗悪な独裁グループとなり、いずれ腐敗して消えていく運命にあります。

しかし、優れた「トップ」を持つクローズドソースの組織は、オープンソースの組織には到底たどり着くことのできない素晴らしい文化を創り上げることができます。

難しいことなのでしょうが、モノを作るにしても、組織を築くにしても、最終的には両方を兼ね備える必要があるのかもしれません。

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