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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

栗村修の日常 2010年08月18日

中途半端なオチとは?

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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Fuji1
[エンデューロのスタートラインに並ぶブリッツェンの選手(一人だけ美白ですが…)と、片山右京さん]
photo(c):UTSUNOMIYA BLITZEN

圧倒的に「白い脚」、迫力ある「お腹まわり」、そして「伸びないスピード」…

しかし、この日私が採用した「オチ」とは……

今中大介氏を超える為に挑んだ「フレンドシップサイクルフェスティバル」の個人タイムトライアル。
コースは、富士スピードウェイを1周する4.563km(勾配:最大下り10.05%、最大上り8.88%)です。

4月以降運動というものから遠ざかっていたタルんだ肉体を目覚めさせる為に、1週間血の滲むようなトレーニングを積んで富士スピードウェイに乗り込みました

決戦の個人TT、私は1番走者に指名されます。

「1番走者が1番時計を叩き出したら大会的に盛上がりませんよ」

そんなカヴェンディッシュばりの「生意気」なコメントをトークショーで発し、ゲストライダーの3名(今中大介氏、片山右京氏、白戸太郎氏)を挑発します

実際は、自分でもビックリするほど緊張しながらスタート時間を待っていたのですが、続々集まってくる一般参加者の方々の自転車やウェアを見て更にビビリました

TTバイクに、エアロスーツ、そしてエアロヘルメットまで

一方の私は、コンパクトドライブのノーマルロードに、ノーマルウェア…
「ヒルクライムレースにでも出るんですか?」と突っ込まれてしまいます

しかし、戦いの前にひるんでいる姿をみせれば負けなので「そんなモノ僕には必要ありません」と、ここでもあえてカヴ発言を繰り返します

そしていよいよスタート

「ロケットスタートを決める」という、いきなり「やってはいけない」典型的な初心者状態に陥ります

更に午前中に数周走ったエンデューロが脚に効いているようです
現役時代だったらむしろ良いウォーミングアップになっていたのに…

カクカク、ヨレヨレ、ヘコヘコ、、、

そんな言葉がピッタリくる走りだったと思われます

それでも全力を出し切ってゴール

プルプルする脚をダウンで沈めながら結果を待ちます

しかし、待てど暮らせど電光掲示板に自分の名前とタイムが出ません

あ〜〜〜〜〜〜〜〜

計測チップを付けるの忘れてました
ということで公式結果としては「記録なし」というオチとなってしまいました

ちなみにゲストライダーのタイムは、

白戸太郎さん=同じくチップ付け忘れ(手動計測で7分ちょっと)
片山右京さん=7分7秒(11位)→ロードレースとエンデューロを走り終えてからの記録
今中大介さん=7分14秒(14位)

そして手動計測をされていた方に聞いた私のタイムは7分23秒(アベレージ=37km/h)…
36人中18位というまさに平凡(中間)な記録…
オチ担当としては非常に中途半端な出来となってしまいました
す、すみません…

Photo_10
photo(c):ENJOY!SPORT

そして、今中大介さん、参りましたm(__)m

来年は、6分台を目指して、偉大なお三方をごぼう抜きにしたいと思います

でも、とっても楽しかったです

やっぱり自転車イベントは最高ぉ

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