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サイクル ロードレース コラム 2024年8月31日

【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】マイケル・ウッズが激坂勝負を制し区間通算3勝目、ログリッチが2分近くタイム差を詰める/第13ステージ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ブエルタ・ア・エスパーニャ

カナダチャンピオンジャージで勝利、マイケル・ウッズ

ルーゴから激坂プエルト・デ・アンカレスまで175.6kmの山岳ステージ、オフィシャルスタートが切られるとアタッカーたちが飛び出し、この日もマルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)がトライしている、ジェイ・ヴァイン、ブランドン・マクナルティ(ともにUAEチームエミレーツ)も抜け出した。dsmフィルメニッヒ・ポストNLも3人、アルペシン・ドゥクーニンクアルケア・B&Bホテルズ、ロット・デスティニー、イスラエル・プレミアテック、エウスカルテル・エウスカディが2人づつ先頭に乗せ総勢23人での先頭グループが形成された。

最初の3級山岳はワウト・ファンアールトヴィスマ・リースアバイク)が先頭通過で山岳ポイントで首位となった、メイン集団はデカトロン・AG2Rラモンディアルの牽引ですでに10分近くタイム差がついている。続く2級山岳もファンアールトが先頭通過し、残り距離48kmでヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)のアタックに反応したファンアールト、マウロ・シュミット(ジェイコ・アルウラー)、シモン・グリエルミ(アルケア・B&Bホテルズ)の4人が抜け出した、グリエルミはすぐについていけなくなった。

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タイムトライアル巧者たちのアタックは後続の追走グループをばらばらに引き裂いたが、UAEチームエミレーツの3人がマイケル・ウッズ(イスラエル・プレミアテック)を引き連れて追いついた。中間スプリントポイントもファンアールトが先頭通過、このオールマイティーな選手の脚を使わせるため、ソレルを先行させファンアールトに追わせている、緩斜面になったところで一気に追い抜きチェックに入ったヴァインを引きちぎり2級山岳山頂も先頭通過、下りでマクナルティとヴァインが落車したが再乗し2人とも無事にフィニッシュしている。

最終峠1級プエルト・デ・アンカレスを先頭5人が上り始めた時点でメイン集団は16分38秒後方、急勾配の区間に入るとシュミットとウッズが抜け出す、残り距離4.5kmでウッズはシュミットを置き去りにして独走を開始、この先は平均勾配は12.4%でほぼ一直線、ペダルを漕いでも漕いでも進まない状態が延々と続く。メイン集団ではレッドブル・ボーラ・ハンスグローエアレクサンドル・ウラソフダニエル・マルティネスとペースを上げていく、マイヨ・ロホ着用のベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)が最初に遅れていく。プリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)のアタックでエンリク・マスモビスター)とセップ・クス(ヴィスマ・リースアバイク)がついていくがミケル・ランダティーレックス・クイックステップ)はついていけない。上りは長くマスが遅れるとずるずると差を広げてしまった。

ウッズは淡々とペダルを踏み続けみごと区間通算3勝目。ログリッチは10分54秒後にフィニッシュ、ランダは11分29秒、マスとリチャル・カラパスEFエデュケーション・イージーポスト)は11分52秒、オコーナーは12分49秒遅れとなった。総合首位をキープしたオコーナーだが総合タイムで2分近く詰められ、残すマージンは1分21秒となった。

「カナダチャンピオンジャージで勝利することが大きな目標だった、プレッシャーがずっとあったけど優勝できて今は雲の上にいるような気分だ」ウッズ、ステージ勝利後インタビュー

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【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第13ステージ|Cycle*2024

ステージ順位
1 マイケル・ウッズ(カナダ/イスラエル・プレミアテック)in 4h 19' 51''
2 マウロ・シュミット(スイス/ジェイコ・アルウラー)+ 00' 45''
3 マルク・ソレル(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 01' 11''
4 サム・オーメン(オランダ/リドル・トレック)+ 01' 25''
5 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)+ 02' 56''
6 ハイス・レイムライゼ(オランダ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL)+ 03' 33''
7 ホセ・パッラ(スペイン/エキポケルンファルマ)+ 05' 19''
8 ミケル・ビスカラ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)+ 05' 59''
9 ルーカ・ヴェルガリート(イタリア/アルペシン・ドゥクーニンク)+ 05' 38''
10 マティス・ルベール(フランス/アルケア・B&Bホテルズ)+ 06' 15''

個人総合順位
1 ベン・オコーナー(オーストラリア/デカトロン・AG2Rラモンディアル)in 52h 10' 15''
2 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 21''
3 エンリク・マス(スペイン/モビスター)+ 03' 01''
4 リチャル・カラパス(エクアドル/EFエデュケーション・イージーポスト)+ 03' 13''
5 ミケル・ランダ(スペイン/ティーレックス・クイックステップ)+ 03' 20''
6 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)+ 04' 12''
7 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 04' 29''
8 フェリックス・ガル(オーストリア/デカトロン・AG2Rラモンディアル)+ 04' 42''
9 ダヴィド・ゴデュ(フランス/グルパマ・FDJ)+ 04' 44''
10 アダム・イェーツ(イギリス/UAEチームエミレーツ)+ 05' 17''

ポイント賞
1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)274 Pts
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)162 Pts
3 パヴェル・ビットネル(チェコ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL)81 Pts

山岳賞
1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)36 Pts
2 マルク・ソレル(スペイン/UAEチームエミレーツ)23 Pts
3 ジェイ・ヴァイン(オーストラリア/UAEチームエミレーツ)23 Pts

ヤングライダー賞
1 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)in 52h 14' 27''
2 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 17''
3 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 01' 12''

チーム総合順位
1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 156h 09' 13''
2 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 38' 29''
3 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 48' 39''

敢闘賞
7 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)

リタイア
158 ミヘル・リース(ルクセンブルク/アルケア・B&Bホテルズ)
142 ウェレイハゴス・バーへ(エチオピア/ジェイコ・アルウラー)
187 ヨナタン・ラストラ(スペイン/コフィディス)

コースマップ

コースマップ

8月31日(土) 第14ステージ
ビリャフランカ・デル・ビエルソ > ビリャブリノ
200.5 km(中級山岳)
今大会最長ステージ、1級山岳の登坂距離最長も登場

8月最後の「長い」1日。大会最長ステージであり、今ブエルタで唯一、走行距離は200kmを超える。さらに終盤に待ち構える1級山岳の登坂距離もまた、今大会最長の22.7kmに達する。

前ステージの中盤で通過した谷間の町から走り出すと、序盤約90kmは、平坦かつ直線の多い道を進む。たしかに途中に2つの小さな「でっぱり」はある。しかも道はほんの微妙に上っている。ただ平均勾配は0.6%程度だから、実質的には、フラットと言えるのだろう。

残り109km地点で一旦フィニッシュラインを通過すると、時計回りで北へぐるりと大きな輪を描く。すぐに3級山岳(激坂ゾーンなし)をこなし、50kmほどの長い長い下り基調の道へ。下り始めの5kmは比較的勾配があり(マイナス7%台前後)、やはり途中に小さな「でっぱり」が1つ待ち構えてはいるものの、基本的には緩やかな下り坂だ。

1級山岳レイタリエゴスもまた、決して険しくはない。平均勾配は4.5%。途中に最大7%ゾーンが1箇所存在するだけで、あとは麓から山頂までほぼ一定の勾配が続く。ただもちろん、とにかく、登坂距離だけは長い。

ひどく長かった1日は、高速ダウンヒルで締めくくられる。下りにはいくつかヘアピンカーブも待ち受ける。最後の最後まで、集中力を途切らせてはならない。

コースプロフィール

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ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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