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サイクル ロードレース コラム 2024年8月25日

【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】ログリッチが激坂で強さを見せ区間勝利、総合タイムを56秒詰める/第8ステージ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ブエルタ・ア・エスパーニャ

ログリッチがヒルクライムで強さを見せた

ウベダからカソルラまで159kmの中級山岳ステージ、オフィシャルスタートが切られるとマルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)とチョミン・フアリスティ(エウスカルテル・エウスカディ)が飛び出しコーベ・ホーセンス(アンテルマルシェ・ワンティ)とヘスス・エラダコフィディス)が追いついたが集団に吸収された、飛び出しと吸収は繰り返されワウト・ファンアールトヴィスマ・リースアバイク)を含む32人が飛び出した瞬間もあったが抜け出すには至らなかった。

マウロ・シュミット(ジェイコ・アルウラー)、アロルド・テハダ(アスタナカザクスタン チーム)、ハイス・レイムライゼ(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)の3人が飛び出しタイムギャップをつけるとオイエル・ラスカノモビスター)、サム・オーメン(リドル・トレック)が抜け出し追走へ、レース開始から1時間の平均時速は49.192 km/hと超高速。

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追走に出ていたヨン・イサギレ(コフィディス)、ルーカ・ヴェルガリート(アルペシン・ドゥクーニンク)、マティス・ルベール(アルケア・B&Bホテルズ)も合流し8人での先頭グループとなり区間勝利を目指す。2級山岳でレイムライゼがついていけなくなりシュミットが山頂を、中間スプリントポイントはテハダが先頭通過。メイン集団は4分以上のタイム差に広がっていたが、デカトロン・AG2Rラモンディアルの牽引からイスラエル・プレミアテックの牽引に交代するとタイム差をじわじわと詰めている。

最終峠3級シエラ・デ・カソルラにたどり着いた時には1分後方にまで迫っていた。17%を超える勾配で耐えたのはテハダとラスカノのみ、しかしラスカノはどんどん離れていく。集団が激勾配に入るとダニエル・マルティネスプリモシュ・ログリッチ(ともにレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を連れてペースを上げる、背後ではアレクサンドル・ウラソフ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が落車に巻き込まれた。

ログリッチとマイヨ・ロホ着用のベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)のエース対決になるもログリッチのペースにオコーナーやリチャル・カラパスEFエデュケーション・イージーポスト)はついていけず、エンリク・マス(モビスター)だけがついていくことができた。単独先頭のテハダをかわし、最後はスプリントでログリッチに軍配、今大会2勝目。オコーナーは46秒遅れ17位フィニッシュ、ボーナスタイムを合わせると56秒差を詰められた。

「暑かったし苦しかったけど最後にチャンスがあって幸運なことに脚もあった、ベストを尽くしていきたい」ログリッチ、ステージ勝利後インタビュー

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【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第8ステージ|Cycle*2024

ステージ順位
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)in 3h 38' 34''
2 エンリク・マス(スペイン/モビスター),,
3 ミケル・ランダ(スペイン/ティーレックス・クイックステップ)+ 00' 14''
4 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 17''
5 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 00' 21''
6 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ),,
7 アロルド・テハダ(コロンビア/アスタナカザクスタン)+ 00' 24''
8 エディ・ダンバー(アイルランド/ジェイコ・アルウラー)+ 00' 26''
9 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)+ 00' 29''
10 ジャック・ヘイグ(オーストラリア/バーレーン・ヴィクトリアス),,

個人総合順位
1 ベン・オコーナー(オーストラリア/デカトロン・AG2Rラモンディアル)in 31h 23' 27''
2 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 03' 49''
3 エンリク・マス(スペイン/モビスター)+ 04' 31''
4 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 05' 00''
5 ミケル・ランダ(スペイン/ティーレックス・クイックステップ)+ 05' 13''
6 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)+ 05' 15''
7 クリスティアン・ロドリゲス(スペイン/アルケア・B&Bホテルズ)+ 05' 19''
8 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 05' 24''
9 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 05' 25''
10 フェリックス・ガル(オーストリア/デカトロン・AG2Rラモンディアル)+ 05' 26''

ポイント賞
1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)203 Pts
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)162 Pts
3 パヴェル・ビットネル(チェコ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL)81 Pts

山岳賞
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)18 Pts
2 シルヴァン・モニケ(ベルギー/ロット・デスティニー)16 Pts
3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)11 Pts

ヤングライダー賞
1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 31h 28' 27''
2 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)+ 00' 15''
3 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 00' 24''

チーム総合順位
1 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)in 94h 23' 09''
2 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 04' 02''
3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 05' 13''

敢闘賞
124 オイエル・ラスカノ(スペイン/モビスター)

リタイア
183 ブライアン・コカール(フランス/コフィディス)
152 エリー・ジェベール(フランス/アルケア・B&Bホテルズ)

コースマップ

コースマップ

8月25日(日) 第9ステージ
モトリル > グラナダ
178.5 km(山岳)
グラナダへ伝統のダウンヒルフィニッシュ!

大会1週目のクライマックスは、グラナダへの、いわば伝統のダウンヒルフィニッシュ!過去幾度となく手に汗握るサスペンスを演出してきたこの町で、2024年も、なにかが起こる。

スペイン南部アンダルシアで過ごす最後の日。海からほんの2kmほどの町からスタートを切ると、とうとう夏の地中海を1度も眺めることなく、プロトンは北の山場へと一心不乱に突き進む。目指すはシエラネバダ。多くのチームが高地合宿の地に選ぶ、おなじみの山場だ。

ステージ半ばでいよいよ連続登坂へ突入する。以降、選手たちは、長い山道の上り下りをひたすら繰り返す。下り切った先には1mの平地もなく、息つく暇など一瞬たりとも存在しない。累積獲得標高は、今大会2番目に多い4370mに至る。

まずは1級山岳エル・プルチェ(登坂距離8.9km、平均勾配7.6%、最大17%)へ。終盤に挟まれた1kmほどの下りを除けば、実は平均9%台という過酷な難峠だ。ちなみに同山は「モナチル」という名でも知られ、たいていはここからグラナダへと急降下してきた。

ただし今ステージは、下りの途中で、1級山岳アサリャナスへと寄り道する。登坂距離7.1km・平均勾配9.5%という、ひどく恐ろしい迂回路だ。しかも登坂口からいきなり13%超の激勾配で、その先5kmは延々二桁台という激烈さ。最大20%!まさに壁。しかも、これを、2回もよじ登らねばならない。

締めくくりは全長22.7kmのダウンヒル。2006年にヴィノクロフがこの下りで出し抜き、逆転総合首位に立った。翌2007年には「ヴィノにインスピレーションを受けた」S・サンチェスがやはり猛烈に下り、区間勝利と後の逆転総合表彰台への足がかりを作った。それ以来初めての……そして大会史上20回目のグラナダフィニッシュ。翌日に1回目の休息日を控え、大胆な攻めを企てる勇者が現れるか。

コースプロフィール

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ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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