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サイクル ロードレース コラム 2024年8月21日

【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】激坂スプリント勝負はログリッチが勝利、マイヨ・ロホも獲得/第4ステージ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ブエルタ・ア・エスパーニャ

ファンイートヴェルトとログリッチが横並びフィニッシュ

舞台をポルトガルからスペイン・エストレマドゥーラ州に移し、プラセンシアからピコ・ビリュエルカスまで170.5kmの今大会初山岳ステージ、4つのカテゴリー山岳が立ちはだかる。オフィシャルスタートが切られるとジョシュア・ターリングイネオス・グレナディアーズ)、ロレンツォ・ジェルマーニ(グルパマ・FDJ)、マウロ・シュミット(ジェイコ・アルウラー)の3選手が飛び出しルーカ・ヴェルガリート(アルペシン・ドゥクーニンク)、シモーネ・ペティッリ(アンテルマルシェ・ワンティ)が追いつき、さらに6人の追走グループが合流したあとでメイン集団に飲み込まれた。

最初の2級山岳はシルヴァン・モニケ(ロット・デスティニー)が先頭通過、フィリッポ・ザナ(ジェイコ・アルウラー)、ブリュノ・アルミライユ(デカトロン・AG2Rラモンディアル)、パブロ・カストリーリョ(エキポケルンファルマ)、ミケル・ビスカラ(エウスカルテル・エウスカディ)とあわせて5人での先頭グループが形成された、次の1級山岳でもモニケが先頭通過で山岳賞ポイントで暫定首位へ。

メイン集団はレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが最大タイム差3分30秒で追いかける、ボーナスタイムのある3級山岳ではアルミライユが先頭通過。残り距離39.2km、集団とのタイム差2分13秒でアルミライユがアタック、カストリーリョだけがついていき区間優勝を目指して先を急ぐ。中間スプリントポイントはカストリーリョ、アルミライユ、カーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)、ワウト・ファンアールトヴィスマ・リースアバイク)の順で通過。

最終峠1級ピコ・ビリュエルカスへは1分20秒差だったが、残り距離5kmのセメントの細道に入った途端に吸収、上りではUAEチームエミレーツの隊列が集団先頭で牽引し、パヴェル・シヴァコフが先頭へ。残り距離3.8kmでフェリックス・ガル(デカトロン・AG2Rラモンディアル)が単身抜け出し独走へ。追走はプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、レナルト・ファンイートヴェルト(ロット・デスティニー)、エンリク・マスモビスター)。ひどく長い急坂を上り続け残り距離2.7kmでガルに追いついた。

後続のジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)、マシュー・リッチテッロ(イスラエル・プレミアテック)、遅れたガルが残り距離1.4kmで追いつき、さらにミケル・ランダティーレックス・クイックステップ)も合流し7人で上りスプリントを争う形になった。ロングアタックを仕掛けたのはランダ、ファンイートヴェルトが追い、最後の最後でログリッチが追い抜き区間優勝、マイヨ・ロホも手に入れた。

「この暑さの中で最後まで走りきれてよかった、チームの働きには本当に感謝している」ログリッチ、ステージ勝利後インタビュー

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第4ステージ|Cycle*2024

ステージ順位
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)in 4h 26' 49''
2 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー),,
3 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ),,
4 エンリク・マス(スペイン/モビスター),,
5 フェリックス・ガル(オーストリア/デカトロン・AG2Rラモンディアル),,
6 マシュー・リッチテッロ(アメリカ/イスラエル・プレミアテック),,
7 ミケル・ランダ(スペイン/ティーレックス・クイックステップ),,
8 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01' 03''
9 ジョージ・ベネット(ニュージーランド/イスラエル・プレミアテック)+ 02' 03''
10 パヴェル・シヴァコフ(フランス/UAEチームエミレーツ)+ 02' 02''

個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)in 14h 33' 08''
2 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00' 08''
3 エンリク・マス(スペイン/モビスター)+ 00' 32''
4 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 38''
5 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)+ 00' 41''
6 フェリックス・ガル(オーストリア/デカトロン・AG2Rラモンディアル)+ 00' 47''
7 ブランドン・マクナルティ(アメリカ/UAEチームエミレーツ)+ 00' 50''
8 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 00' 58''
9 ミケル・ランダ(スペイン/ティーレックス・クイックステップ),,
10 アレクサンドル・ウラソフ(/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 00''

ポイント賞
1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)111 Pts
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)105 Pts
3 ルイス・マテ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)35 Pts

山岳賞
1 シルヴァン・モニケ(ベルギー/ロット・デスティニー)16 Pts
2 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)11 Pts
3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)10 Pts

ヤングライダー賞
1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 14h 33' 46''
2 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)+ 00' 03''
3 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 00' 20''

チーム総合順位
1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 43h 41' 05''
2 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 01' 19''
3 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 02' 42''

敢闘賞
202 パブロ・カストリーリョ(スペイン/エキポケルンファルマ)

コースマップ

コースマップ

8月21日(水) 第5ステージ
フエンテ・デル・マエストレ > セビリア
177 km(平坦)
「平坦」と分類された唯一のステージ

「平坦」と分類された、唯一のステージ。全部で19あるラインステージの中で、山岳が1つも登場しないのは、正真正銘この日だけ。アンダルシアの州都セビリアの大通りで、ピュアなスプリントバトルが巻き起こる。

ステージ序盤4分の3は、モレナ山地を横切り、たしかに平坦ではない。ただし、スプリンターが苦められるほどの起伏ではないはずだ。むしろ警戒すべきは、南スペインの強い日差しと内陸部特有の暑さ。フィニッシュ地の8月の平均気温は、37度にも達する!

ステージ最終盤の約30kmは、ほぼ完全にフラットな道を行く。残り25kmでは、中間ポイント(とボーナスタイム)を巡って、ちょっとしたスプリント合戦も繰り広げられるだろうか。山だらけの今大会、スプリンターがポイント賞ジャージを持ち帰りたいと願うなら、コツコツとポイントを積み重ねるしかない。

4kmを切った直後に2つの直角コーナーが待ち受ける

今区間も「救済ゾーン」は最終4kmに拡大された。理由は4kmを切った直後に2つの直角コーナーが待ち受けるから。一方で残り約3.5kmで2つ目の直角を抜け出したら、あとはフィニッシュまで長いストレート。障害物は一切存在しない。

セビリアがブエルタの区間勝者を迎え入れるのは、2010年以来14年ぶり。あの年は開幕の舞台となり、初日チームTTの結果、カヴェンディッシュがリーダージャージを身にまとった。今年もやはりピュアスプリンターが、しかし違うやり方で……つまり本来の脚力で、歓喜をつかむのだろう。

コースプロフィール

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ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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