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サイクル ロードレース コラム 2024年8月20日

【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】ワウト・ファンアールトが大会初出場で初区間優勝/第3ステージ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ブエルタ・ア・エスパーニャ

ツールに続きブエルタでもリーダージャージで羽ばたいたファンアールト

ロウザンからカステロ・ブランコまで191.2kmの丘陵ステージ、オフィシャルスタートが切られるとイボン・ルイス、ウナイ・イリバール(ともにエキポケルンファルマ)とルイス・マテ、シャビエル・イササ(ともにエウスカルテル・エウスカディ)が飛び出し、スタートから30km過ぎたところで追走に出たシュテファン・キュンググルパマ・FDJ)、ヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)、カスパー・アスグリーンティーレックス・クイックステップ)は、スプリントチームがあっという間に捕まえてしまった。レース開始から1時間の平均時速は38.066km/h。

最大タイム差を5分20秒まで広げた先頭4人を追うのはアルペシン・ドゥクーニンクヴィスマ・リースアバイクの2チーム。2級山頂をマテが先頭通過で山岳賞暫定トップとなった。中間スプリントポイントではイササが飛び出して先頭通過、2分後方の集団ではワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)が5着に入り10ポイント獲得、4級山岳では再びマテが先頭通過、集団とのタイム差は1分を切っている。

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ダウンヒルでイササが先頭に飛び出るとそのまま独走を開始、残り距離28.4kmでルイスとマテは吸収され、残り距離20kmを切ったところでイササも集団に捕えられたが敢闘賞を獲得。集団の速度は上がり、ヴィスマとアルペシンだけではなく、バーレーン・ヴィクトリアスdsmフィルメニッヒ・ポストNLもトレインを組んで前方に位置している。

巨大なラウンドアバウトを幾つもこなしヘアピンカーブも2つやり過ごし8つの要注意ポイントもトラブルなくこなし、残り距離1.8kmでカンペナールツがロングアタック、アンテルマルシェ・ワンティとアルペシンの選手が追いフィニッシュ手前800mで捕まえ、アンテルマルシェの牽引からエドワルト・プランカールト(アルペシン・ドゥクーニンク)の牽引へ、ラスト175mでカーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)とファンアールトが加速、マイヨ・ロホのファンアールトが伸びてブエルタ初参戦にて初区間優勝を果たした。

「グランツール10勝目を挙げることができてうれしい。手を挙げるのは久しぶりだし、とても気分がいい」ファンアールト、ステージ勝利後インタビュー

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第3ステージ|Cycle*2024

ステージ順位
1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)in 4h 40' 42''
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク),,
3 ジョン・アベラストゥリ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ),,
4 アルネ・マーリッツ(ベルギー/アンテルマルシェ・ワンティ),,
5 パヴェル・ビットネル(チェコ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL),,
6 コービン・ストロング(ニュージーランド/イスラエル・プレミアテック),,
7 アリエン・リヴィンズ(ベルギー/ロット・デスティニー),,
8 ブライアン・コカール(フランス/コフィディス),,
9 アントニオ・ソト(スペイン/エキポケルンファルマ),,
10 カルロス・カナル(スペイン/モビスター),,

個人総合順位
1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)in 10h 05' 59''
2 ブランドン・マクナルティ(アメリカ/UAEチームエミレーツ)+ 00' 13''
3 マティアス・ヴァチェク(チェコ/リドル・トレック)+ 00' 15''
4 シュテファン・キュング(スイス/グルパマ・FDJ)+ 00' 19''
5 エドアルド・アッフィニ(イタリア/ヴィスマ・リースアバイク)+ 00' 21''
6 マウロ・シュミット(スイス/ジェイコ・アルウラー)+ 00' 29''
7 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 30''
8 ブリュノ・アルミライユ(フランス/デカトロン・AG2Rラモンディアル)+ 00' 31''
9 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00' 32''
10 ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル/モビスター)+ 00' 33''

ポイント賞
1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)98 Pts
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)90 Pts
3 ルイス・マテ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)35 Pts

山岳賞
1 ルイス・マテ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)9 Pts
2 シャビエル・イササ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)3 Pts
3 イボン・ルイス(スペイン/エキポケルンファルマ)3 Pts

ヤングライダー賞
1 マティアス・ヴァチェク(チェコ/リドル・トレック)in 10h 06' 14''
2 マウロ・シュミット(スイス/ジェイコ・アルウラー)+ 00' 14''
3 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 19''

チーム総合順位
1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 30h 19' 19''
2 リドル・トレック(アメリカ)+ 00' 12''
3 ヴィスマ・リースアバイク(オランダ)+ 00' 13''

敢闘賞
216 シャビエル・イササ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)

コースマップ

コースマップ

8月20日(火) 第4ステージ
プラセンシア > ピコ・ビリュエルカス
170.5 km(山岳)
いよいよスペインへ、マイヨ・ロホ争いが本格化

いよいよスペインへ入国し、マイヨ・ロホ争いが本格的に動き出す。今大会最初の山岳ステージにして、最初の山頂フィニッシュ。大会4日目にして早くも、総合争いから脱落する選手もいるかもしれない。

2つの山地を股にかける1日。まずは序盤55kmで、グレドス山脈の難峠を立て続けに2つ。中でも2つ目の1級山岳ピオルナル(登坂距離13.9km、平均勾配5.6%)は、2022年第18ステージのフィニッシュ地。2年前はマイヨ・ロホ姿でエヴェネプールが制したが、今回、このつづら折りの山道は単なる通過点に過ぎない。ここから30km近いダウンヒルが始まり、下りきった先では、35kmほど続く長い平地も待っている。

残り55kmで、今度はトレド山地へと切り込む。残り47km地点の3級山岳ミラベテは、変哲のない山ではあるものの、もしかしたら白熱した山頂スプリントが見られるかもしれない。山頂でボーナスタイム(6秒、4秒、2秒)が配分されるのだ。ちなみに今大会は9区間で中間スプリント地点に、10区間で山頂に、それぞれボーナスタイムが仕掛けられている。また今区間の中間スプリントは普通のスプリンターには手の届かない場所、つまり最終峠の麓に用意された。

その最終峠こそが、1級山岳ピコ・ビリュエルカス。全長14.6kmの山道は、平均勾配こそ6.2%と平凡ながら……山頂手前の5kmで、セメントの細道に差し掛かると、突如として恐ろしい激坂に変わる。勾配は二桁台に跳ね上がる。しかも約3kmにわたり11〜16%台の激勾配が続き、ついには20%に達するのだ!

2021年第14ステージも同峠で締めくくられたが、バルデが制した当時とは、実はラスト約2kmほどしか道は重ならない。つまり激パートを抜けた後の、勾配が緩んだ後。……とは言っても8%弱が続くし、フィニッシュ手前では再び15%ゾーンも現れる。最後の最後まで、決して気を抜くことは許されない。

コースプロフィール

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ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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