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【ツール・ド・フランス2024 レースレポート:第6ステージ】オランダチャンピオンのフルーネウェーヘンがスプリント勝利 「赤・白・青のジャージでツールを勝てるのは最高の気分!」 前日劇的勝利のカヴェンディッシュは20位で終える
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介進行方向右サイドを進むフィリプセンに対し、逆サイドから伸びてきたのはフルーネウェーヘン。その間からギルマイも上がってきた。3人は横一線でフィニッシュラインへ。本人たちも確信がないまま、写真判定を待つことに。数分とかからず結果が出て、フルーネウェーヘンのステージ優勝が確定した。
「とても調子が良くて、昨日はかなり自信があった。それなのに失敗してしまってかなり落ち込んだよ。でも、気持ちを切り替えて今日に臨んだんだ。今度は勝つことができたよ。勝因? 誰か分かる人、僕に教えて(笑)」(フルーネウェーヘン)
今季はシーズンインから好調で、ツールまでに4勝を挙げていた。直近ではオランダ選手権を勝っていて、チャンピオンジャージでツールに乗り込んだ。狙っていたという、このジャージでのウイニングセレブレーションは本人が述べる通りうまくはいかなかったけど、好調そのままに今大会3回目のスプリントステージの勝者となった。
前日のレースに反省しながらも今日のレースで気持ちが楽になったというフルーネウェーヘン
「最高のスプリントメンバーの中で勝つことほど難しいものはない。ツールとなればなおのこと。かなり強いスプリントトレインを持つチームがいくつもある中で、僕たちが勝てたことは誇って良いだろうね」(フルーネウェーヘン)
最終的に、フルーネウェーヘンの後ろはギルマイが2位、フェルナンド・ガビリア(モビスター)が3位で決まり。2着だったフィリプセンは、ワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)のスプリントラインを侵害したとしてメイン集団最後尾の107位に降着となった。
このステージでは各賞ジャージに変動はなく、ポガチャルはマイヨ・ジョーヌをキープ。マイヨ・ヴェール初日だったギルマイもしっかりまとめたことで、ポイント賞ランキングの首位を走る。アブラハムセンのマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ、レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)のマイヨ・ブランも継続する。
次に控えるのが、今大会1つ目の個人タイムトライアルステージ。TT巧者向きのコースとの評判だが、マイヨ・ジョーヌ争いにおいても重要度を高める。ここでのタイムロストは後々にまで響いてくるはずだ。現在の総合上位陣の多くがタイムトライアルを得意としていることも、予想を難しくさせる。首位のポガチャルがさらにリードを広げるのか、2位以下からジャンプアップする選手が現れるのか。ポガチャルと2位レムコまでが45秒、さらに5秒差でヨナス・ヴィンゲゴー(ヴィスマ・リースアバイク)が続いている。
第7ステージを終えたとき、状勢はどのように変化しているだろうか。
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