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サイクル ロードレース コラム 2024年7月3日

【速報 ツール・ド・フランス2024】ガリビエでポガチャルがライバルたちに総合タイム差45秒をつけ総合首位へ/第4ステージ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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Cycle*2024 ツール・ド・フランス 第4ステージ

今大会初区間優勝、ツール通算12勝目

ピネローロからヴァロワールまで139.6km、2級山岳2つと超級ガリビエを上って下る山岳ステージ。0kmファーストアタックはヴィクトル・カンペナールツロット・デスティニー)、後ろにはワウト・ファンアールトヴィスマ・リースアバイク)がついている。逃げに乗りたい選手と18.9km地点に設置されている中間スプリントポイント狙いの選手が激しくプッシュしている。マッズ・ピーダスンリドル・トレック)の抜け出しに追いついた6人の先頭グループは中間スプリントポイント手前で吸収されたが、先頭通過の20ポイントはピーダスンが獲得している。

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マキシム・ファンヒルス(ロット・デスティニー)とスティーブン・ウィリアムズ(イスラエル・プレミアテック)が飛び出したので集団が活性化、ゆるく上り続ける2級セストリエールでスプリンター勢はグルペットを形成、前方ではアレクセイ・ルツェンコアスタナカザクスタン チーム)がペースを上げ、山岳賞ジャージ繰り下げ着用のヴァランタン・マドゥアスダヴィド・ゴデュロマン・グレゴワールグルパマ・FDJが3人、 ジュリアン・ベルナール(リドル・トレック)、ブリュノ・アルミライユ(デカトロン・AG2Rラモンディアル)、マチュー・ビュルゴドー(トタルエネルジー)、ワレン・バルギルdsmフィルメニッヒ・ポストNL)など7人のフランス人が含まれた17人の先頭グループがレースを牽引。

2級山岳2つはウィリアムズが先頭通過、超級ガリビエには2分50秒のマージンを持って上り始める、クリストファー・ユールイェンセン(ジェイコ・アルウラー)、トビアス・ヨハンネセン(ウノエックスモビリティ)、オイエル・ラスカノモビスター)、ゴデュがペースアップ、ついていけなかったメンバーはUAEチームエミレーツが牽引するメイン集団に吸収されていった。

ティム・ウェレンス、マルク・ソレル、パヴェル・シヴァコフ(ともにUAEチームエミレーツ)の牽引で上り、勾配のきつくなった山頂まで7.3km地点で単独先頭のラスカノを吸収、集団の後方ではサイモン・イェーツ(サイモン・イェーツ)が遅れ、トーマス・ピドコックイネオス・グレナディアーズ)も遅れ、ギヨーム・マルタンコフィディス)はすでにいない。

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【ハイライト】ツール・ド・フランス 第4ステージ|Cycle*2024

ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)の牽引でマイヨ・ジョーヌ着用のリチャル・カラパス・(EFエデュケーション・イージーポスト)も耐えられず、エンリク・マス(モビスター)、ロマン・バルデ(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)、デレク・ジー(イスラエル・プレミアテック)、ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)らはついていけなくなった。

アルメイダはフアン・アユソ(UAEチームエミレーツ)と交代しながら漕ぎ続け、マッテオ・ヨルゲンソン(ヴィスマ・リースアバイク)を退けたがアダム・イェーツ(UAEチームエミレーツ)も下がってしまった。アルメイダとアユソの献身は長く続き、山頂手前800mでタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)がアタック、ヨナス・ヴィンゲゴー(ヴィスマ・リースアバイク)、レムコ・エヴェネプールスーダル・クイックステップ)が反応するもエヴェネプールは離され、300m追いかけたヴィンゲゴーも遅れていった。

ポガチャルは6秒先行し下りへ、テクニカルかつ雪解け水の流れた路面を飛ぶように下りタイム差を広げていく。ヴィンゲゴーは後続のカルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ)、プリモシュ・ログリッチレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、エヴェネプールらと合流。ポガチャルは35秒の差をつけてツール区間通算12勝目をあげマイヨ・ジョーヌに再び袖を通した。2着にはエヴェネプール、3着はボーナスタイムを消すアユソ、4着ログリッチ、ヴィンゲゴーは37秒遅れで5着。

「プラン通りに走れてとてもうれしい、夢のようなステージだ、今日はハードにいくつもりだった、トレーニングした場所なのでホームコースのようなもの、チームはすごくいい仕事をしてくれた」ポガチャル、ステージ勝利後インタビュー

ステージ順位
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 3h 46' 38''
2 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)+ 00' 35''
3 フアン・アユソ(スペイン/UAEチームエミレーツ),,
4 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ),,
5 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ヴィスマ・リースアバイク)+ 00' 37''
6 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ),,
7 ミケル・ランダ(スペイン/スーダル・クイックステップ)+ 00' 53''
8 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ),,
9 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/リドル・トレック)+ 02' 41''
10 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア/バーレーン・ヴィクトリアス),,

個人総合順位
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 19h 06' 38''
2 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)+ 00' 45''
3 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ヴィスマ・リースアバイク)+ 00' 50''
4 フアン・アユソ(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 01' 10''
5 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 14''
6 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)+ 01' 16''
7 ミケル・ランダ(スペイン/スーダル・クイックステップ)+ 01' 32''
8 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ),,
9 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/リドル・トレック)+ 03' 20''
10 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス・グレナディアーズ)+ 03' 21''

ポイント賞
1 ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー/ウノエックスモビリティ)87 Pts
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ)83 Pts
3 マッズ・ピーダスン(デンマーク/リドル・トレック)79 Pts

山岳賞
1 ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー/ウノエックスモビリティ)24 Pts
2 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)20 Pts
3 ヴァランタン・マドゥアス(フランス/グルパマ・FDJ)16 Pts

ヤングライダー賞
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 19h 07' 23''
2 フアン・アユソ(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 00' 25''
3 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 31''

チーム総合順位
1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 57h 22' 58''
2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 04' 54''
3 スーダル・クイックステップ(ベルギー)+ 05' 02''

リタイア
76 カスパー・ピーダスン(デンマーク/スーダル・クイックステップ)

コースマップ

コースマップ

7月3日(水) 第5ステージ
サン=ジャン=ド=モーリエンヌ>サン=ヴュルバ
177.4 km(平坦/獲得標高 1050 m)
ピュアスプリンターが輝けるチャンス

アルプス難関山岳はたった1日で終わり。約2週間後に再び戻ってくるとして、この先のプロトンは、しばらく平らな道を走り続ける。特にこの2日間は、ピュアスプリンターに輝けるチャンスが与えられる。

ガリビエの麓近くのサン=ジャン=ド=モーリエンヌからスタートを切ると、モーリエンヌ渓谷の一本道を、ツール一行はひたすら突き進む。左にラ・トゥスゥイールやクロワ・ド・フェール、右にはマドレーヌ……といった名だたる山々には見向きもしない。道は平坦で、むしろ微妙な下り基調だ。

デカトロンAg2rの本拠地シャンベリーを通過した後、ステージ半ばのシャルトルーズ山塊で、ほんの小さな起伏も顔を出す。またその後、ローヌ側沿いを北西へと突き進む途中で、今区間2つ目の4級山岳に対峙する。ただ、いずれも、平地巧者を苦しめるほどのものではないはずだ。

ラスト約25kmはほぼ真っ平。道幅も広く、もはやスプリント隊列を止めるものなどない。ツール・ド・ランでは「常連」とも呼べるサン=ヴュルバで、史上初めて、ツールのマイヨ・ヴェール候補者たちが全速力で凌ぎを削る。

コースプロフィール

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ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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