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参戦ライダーの顔触れはもはや「ツール・ド・フランス」 前哨戦ドーフィネでひと足早くログリッチvs.レムコの対戦が実現!【Cycle*2024 クリテリウム・デュ・ドーフィネ:プレビュー】
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介クリテリウム・デュ・ドーフィネ
第5ステージは、今大会最長の200.2km。中盤から終盤にかけて4つのカテゴリー山岳が連続するが、主催者の丘陵カテゴライズの一方でスプリンター向きとの見方も。登坂区間の距離がさして長くないことや、フィニッシュ前1kmの最終ストレートがスピードマンに合う要素となっている。
最後の3日間は、ドーフィネのタイトルをかけた激しい争いが見られるはず。「平坦頂上フィニッシュ」と、ブエルタ・ア・エスパーニャさながらのカテゴリー付けをされた第6ステージは超級山岳コレ・ダルヴァールの頂へ。フィニッシュへ向かう最終登坂11.1km・平均勾配8.1%は、関係者に言わせれば「苦行」だとか。
4つの1級山岳を越え、最後は超級山岳サモエンヌ1600へと上がる第7ステージは、レース距離145.5kmに対し獲得標高差4268mと、難関そのもの。今大会のクイーンステージとして選手たちの前に立ちはだかる。
最終・第8ステージも、フィニッシュラインを通過するその瞬間まで気を抜くことは許されないルーティング。序盤から1級山岳をこなし、最後は同じく1級のプラトー・ド・グリエールへ。前日までの総合タイム差によっては、土壇場で思わぬドラマが待っていても不思議ではない。
ここまで、たびたびこの大会とツールを関連付けてきたが、データで見ると同年に両レースを制した選手はわずか11人しか存在しない。ここ10年では、2018年のゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)と昨年のヴィンゲゴーだけ。ドーフィネの時期に調子が良くても、実は「ツールよりはるか前にコンディションのピークが来てしまっていた」なんてケースもあって、一概にドーフィネの走りをそのままツールに投影することは難しかったりする。
そのあたりも踏まえて、ドーフィネでの選手たちの走りを見ておくと、一層ツールが楽しみに、そして一層ツールの予測が難しくなっていくのである(笑)。
文:福光 俊介
福光 俊介
ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う
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