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サイクル ロードレース コラム 2024年5月27日

【速報 ジロ・デ・イタリア2024】第107回大会はポガチャルが総合優勝、メルリール区間3勝目/第21ステージ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ジロ・デ・イタリア 第21ステージ

大会3勝目をあげたメルリール

晴天のローマで迎えるグランフィナーレ、圧倒的強者だった総合順位も2位以下の選手たちの直前での大きな変動なく心穏やかにこの日を楽しむことができる。パレードランでローマの新都心を出発、オフィシャルスタート後に海へと向かう道で記念撮影を一式。総合優勝のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)は全身も自転車も、チームメートはアイウェア、肩口や靴下もばら色に。マリア・チクラミーノのジョナサン・ミラン(リドル・トレック)は美しいシクラメンメタリックカラーのバイクで記念撮影。

木々に囲まれた一本道をティレニア海の海岸線を少しなぞり、再びローマへと戻る。最後の母国でのグランツールだと言われているドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)が単独先頭で大声援を受けながら周回路、フィニッシュラインへ。今大会最後の逃げは4選手、スーパー敢闘賞のエウェン・コステュー(アルケア・B&Bホテルズ)、アレックス・ボーダン(デカトロン・AG2Rラモンディアル)、ミッケルフレーリク・ホノレ(EFエデュケーション・イージーポスト)、マルティン・マルチェルージ(VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)。

9.5kmを8周回、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂、コロッセオ、サン・ピエトロ大聖堂、ナヴォーナ広場、フォロ・ロマーノ、トレヴィの泉などローマを象徴する美しい建造物空撮を楽しみつつ、残り距離13.3kmでメイン集団が吸収、ボーラ・ハンスグローエやイネオス・グレナディアーズ、UAEチームエミレーツが集団先頭でローマを駆け抜ける。最終周回に入ったところ、ラスト9kmでミランがバイク交換で停止、52秒ロスしている。チームカーの隊列を使い集団を追うミラン、審判車のところまで戻るとチームメートが待っていてサポート態勢へ、残り2kmの距離でリドル・トレックトレインが集団先頭までミランを連れて復帰することができた。

ポガチャルやアルペシン・ドゥクーニンクが牽引する集団の主導権をリドル・トレックが奪い、フラムルージュを越えると隊列が入り乱れ、外側からティム・メルリールが加速、ローマ特有の荒れた石畳をものともせず番手についたミランを置き去りにしてそのままフィニッシュラインへ、今大会3勝目。

「かなりカオスな状態だった、お膳立てしてくれたのにカジノになって申し訳ない、石畳は得意なので飛び出すことができた、スプリンターとしてここで勝てて嬉しい」メルリール、ステージ勝利後インタビュー

「ローマでのこの瞬間には言葉を失う、全般的に美しいジロだった、マリア・ローザは本当に特別」ポガチャル、総合優勝インタビュー

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第21ステージ|Cycle*2024

ステージ順位
1 ティム・メルリール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 2h 51' 50''
2 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック),,
3 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク),,
4 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/モビスター),,
5 ティム・ファンダイケ(オランダ/ヴィスマ・リースアバイク),,
6 スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド/コフィディス),,
7 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チューダープロサイクリングチーム),,
8 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア/ポルティ・コメタ),,
9 カレブ・ユアン(オーストラリア/ジェイコ・アルウラー),,
10 ドナヴァン・グロンダン(フランス/アルケア・B&Bホテルズ),,

個人総合順位
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 79h 14' 03''
2 ダニエル・マルティネス(コロンビア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 09' 56''
3 ゲラント・トーマス(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+ 10' 24''
4 ベン・オコーナー(オーストラリア/デカトロン・AG2Rラモンディアル)+ 12' 07''
5 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 12' 49''
6 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 14' 31''
7 エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア/モビスター)+ 15' 52''
8 ヤン・ヒルト(チェコ/スーダル・クイックステップ)+ 18' 05''
9 ロマン・バルデ(フランス/dsmフィルメニッヒ・ポストNL)+ 20' 32''
10 マイケル・ストーラー(オーストラリア/チューダープロサイクリングチーム)+ 21' 11''

ポイント賞
1 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)352 Pts
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)225 Pts
3 ティム・メルリール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)193 Pts

山岳賞
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)270 Pts
2 ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア/VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)206 Pts
3 ゲオルグ・シュタインハウザー(ドイツ/EFエデュケーション・イージーポスト)153 Pts

ヤングライダー賞
1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 79h 26' 52''
2 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 01' 42''
3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)+ 11' 10''

チーム総合順位
1 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)in 238h 30' 07''
2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 44' 23''
3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 1h 01' 50''''

J SPORTS編集部

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