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サイクル ロードレース コラム 2024年5月8日

【速報 ジロ・デ・イタリア2024】ミランがスプリントを制して区間優勝、マリア・チクラミーノ獲得/第4ステージ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ジロ・デ・イタリア 第4ステージ

ジョナサン・ミランがジロ区間通算2勝目

アックイ・テルメからアンドーラまで190kmの平坦ステージ、ファーストアタックを決めたフランシスコ・ムニョス(ポルティ・コメタ)にリリアン・カルメジャーヌ(アンテルマルシェ・ワンティ)、ステファン・デボッド(EFエデュケーション・イージーポスト)、ワンテンポ遅れてフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)が追いつき4選手での先頭集団が形成された。しかしすぐにガンナは1人集団へ下がっていった。

第1中間スプリントポイントをムニョスが、3級山岳はカルメジャーヌが先頭通過、霧に覆われた視界不良の下りでビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ)が2回転倒、失意のまま大会を去っていった。インテルジロもムニョスが先頭通過するとカルメジャーヌは集団に戻っていった。第2中間スプリントポイントはデボットが3秒を、集団ではキアン・アイデブルックス(ヴィスマ・リースアバイク)が1秒を獲得している。

最大で5分半あったタイム差はリドル・トレックやヴィスマ・リースアバイクの献身で残り距離4.5kmで逃げていた2人を飲み込み、各チームが隊列を整える中、ガンナがロングアタック。無印峠カポ・メーレを上り単独でフラムルージュへ。しかしスプリンターチームのトレインもすぐ背後まで迫まり、ゴール手前500mでキャッチ、集団はそのままスプリント勝負へとなだれこむ。

クリストフ・ラポルトのリードアウトから飛び出したオラフ・コーイ(ともにヴィスマ・リースアバイク)の横ではシモーネ・コンソンニから発射したジョナサン・ミラン(ともにリドル・トレック)が伸びてそのまま力尽きることなく先頭でフィニッシュラインへ飛び込んだ。ジロ通算2勝目、マリア・チクラミーノも獲得。総合勢も同着フィニッシュしている。

「ガンナには驚いたけれどチームメートやコンソンニの働きが勝利へ導いてくれた、この勝利にとても感動している」ミラン、ステージ勝利後インタビュー

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第4ステージ|Cycle*2024

ステージ順位
1 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)in 04h 16' 03''
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク),,
3 フィル・バウハウス(ドイツ/バーレーン・ヴィクトリアス),,
4 オラフ・コーイ(オランダ/ヴィスマ・リースアバイク),,
5 ティム・メルリール(ベルギー/スーダル・クイックステップ),,
6 ダヴィデ・バッレリーニ(イタリア/アスタナカザクスタン),,
7 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/モビスター),,
8 エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア/VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ),,
9 マディス・ミケルス(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティ),,
10 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア/ポルティ・コメタ),,

個人総合順位
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)in 15h 19' 05''
2 ゲラント・トーマス(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 46''
3 ダニエル・マルティネス(コロンビア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 47''
4 キアン・アイデブルックス(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)+ 00' 55''
5 エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア/モビスター)+ 00' 56''
6 ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア/アスタナカザクスタン)+ 01' 07''
7 フアン・ロペス(スペイン/リドル・トレック)+ 01' 11''
8 ヤン・ヒルト(チェコ/スーダル・クイックステップ)+ 01' 13''
9 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン/アスタナカザクスタン)+ 01' 26''
10 エステバン・チャベス(コロンビア/EFエデュケーション・イージーポスト),,

ポイント賞
1 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)113 Pts
2 ティム・メルリール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)81 Pts
3 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)63 Pts

山岳賞
1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)51 Pts
2 リリアン・カルメジャーヌ(フランス/アンテルマルシェ・ワンティ)32 Pts
3 ダニエル・マルティネス(コロンビア/ボーラ・ハンスグローエ)26 Pts

ヤングライダー賞
1 キアン・アイデブルックス(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)in 15h 20' 00''
2 アレックス・ボーダン(フランス/デカトロン・AG2Rラモンディアル)+ 00' 45''
3 マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー/スーダル・クイックステップ)+ 00' 49''

チーム総合順位
1 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)in 46h 02' 17''
2 アスタナカザクスタン(カザフスタン)+ 00' 14''
3 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 00' 55''

リタイア
218 トースタイン・トレーエン(ノルウェー/バーレーン・ヴィクトリアス)
91 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ)
148 ブラム・ウェルテン(オランダ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL)

コースマップ

コースマップ

5月8日(水) 第5ステージ
ジェノヴァ > ルッカ
178 km(丘陵 ★★★☆☆/獲得標高 1800 m)
チポッリーニの生誕地でスプリント勝負

3日連続で平地コースが組み込まれ、スプリンターたちはやる気十分。ステージの勝敗はもちろん、マリア・チクラミーノ争奪戦も白熱するだろう。しかもフィニッシュが執り行われるのは、イタリアが誇る偉大なるスプリンター、ジロ区間42勝マリオ・チポッリーニの出生地ルッカなのだ。

ただし第3・4ステージの2日間とは違って、リヴィエラの港町ジェノヴァのスタート直後には、いくつもの起伏が顔を出す。62km地点で待ち構える3級山岳パッソ・デル・ブラッコは、平均勾配こそ3.9%と緩いものの、登坂距離は15kmを超える。もしもうっかり手強い集団を逃がしてしまったら……ひたすら東へと向かう道にもしも強い追い風が吹きつけていたら……思いがけず難しい展開に持ち込まれてしまう危険性も潜んでいる。

ただ3級山岳からの約90kmは、正真正銘の平坦路。またフィニッシュ手前約21kmの4級山岳モンテマーニョ(3km、4.2%)は、通常であれば、まだまだ元気な平地巧者の足を止めることもないはずだ。

ラスト2.5kmは、ルッカの町をぐるりと取り囲む城壁と運河に沿って、左回りでフィニッシュを目指す。残り350mまで緩やかなカーブやロータリーが点在し、39年ぶりのルッカ勝者の座を巡って、ラインぎりぎりまで攻防が繰り広げられるのかもしれない。

コースプロフィール

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ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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