人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2024年1月7日

【シクロクロス2023/24 WC第12戦 ゾンホーフェン:プレビュー】世界屈指の難関コース、立ちはだかる砂山と砂の窪地のダウンヒル

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line

無料動画

【砂セクション】辻啓のシクロクロス解説動画 第8弾

1年前、この新しいコースで、マチューはなんと2度の落車を喫した。まずは1ラップ目の砂ダウンヒルで、いきなり激しく地面に転がり落ちた。それでも猛烈な追い上げを成功させ、いつしか宿敵ワウトを抜き去り先頭に立つのだけれど……コース中盤、またしても砂地に足を取られた。再びワウトに抜き去られ、ついには2位に甘んじたのだった。そして、2024年大会も、その因縁の大会と寸分違わぬコースが使用される。

つまり去年ゾンホーフェンの蟻地獄を見事に攻略したのはファンアールトなのだが、残念ながら、今回はお休み。1月4日までシクロクロスを戦った後、スペインでロードの合宿に入った。またピドコックは、ジュニア時代の2016年に、同コースを勝ち取った経験を持つ。ただ年明けから体調が優れず、やはりゾンホーフェン大会は欠場。ビッグ・スリーの全員集合は、次戦は21日のワールドカップ第13戦ベニドルム大会を待たねばならない。

2023/24UCIシクロクロスワールドカップも今戦を含め残り3戦となり、総合首位エリ・イザビットにとってはここからが正念場。初戦から欠かさずポイントを重ねてきたにも関わらず、前戦は痛恨の途中リタイアを余儀なくされた。しかも年末年始と胃腸炎に苦しみ、1月1日には脱水症状で緊急治療も受けたという。ヨリス・ニューエンハイスは、わずか35ポイント差の2位で追いかけてくる。優勝者には40ポイント、以下、2位30ポイント、3位25ポイント〜25位1ポイントが与えられる。

ちなみに比較的暖冬だったヨーロッパに、今週末、急激な寒波が訪れる。予報によれば、レーススタート時間(15時10分)の、体感温度はマイナス8度。凍てついた砂地で、果たして、どんな熱い激走が見られるのだろうか。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ