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【Cycle*2023 イル・ロンバルディア:プレビュー】シーズン最後のモニュメントはポガチャル、ログリッチ、レムコが3強をなす! 2018年覇者のピノは思い出の地でキャリアを終える
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介イル・ロンバルディア
最後の登坂コッレ・アペルトでは、200mと短いながらも石畳区間が登場。上り終えると残りレース距離は3.2km。ベルガモのフィニッシュラインへ一気に駆け下っていく。
シーズン最後の大一番。今年もビッグネームが集結だ。
タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)は3連覇をかけて乗り込む。初制覇の2021年には、パッソ・ディ・ガンダでの仕掛けでライバルのお株を奪った。今季前半にたびたび見せた衝撃の独走劇を再現する場は、やはりロンバルディアしかないだろう。ツール後に少しばかり悩んだシーズン終盤のスケジュールだけど、9月半ばからは今大会と同じイタリアで連戦をこなしてきて、いずれも上位フィニッシュ。勝利こそ果たしていないが、そんなときこそ不気味である。溜めていたパワーをロンバルディアで発散……なんてことも大いにあり得る。
一方で、挑戦者たちも最強メンバーがそろった。ポガチャルと同じスロベニアンにして友人でもあるプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)が、今回は立ちはだかる。チーム全体でブエルタ・ア・エスパーニャを席巻し、みずからは個人総合3位で終えているが、その後も好調をキープ。9月末にはジロ・デル・エミーリアでポガチャル討ちに成功。8年間所属した現チームを今季限りで去ることが決まり、これが最終レースになる。
両選手に好き放題させまいと、レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)も腰を上げる。ブエルタはよもやのバッドデイに泣いたが、ステージ狙いにシフトしてからの強さも見事だった。今季はワンデーレースでも好調で、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュやクラシカ・サンセバスティアンを華麗に勝ってみせたことを思えば、今大会も観る者の想像をはるかに上回る走りを見せることだって大いにある。ロンバルディアのタイトルはまだ獲っておらず、今回勝てば初制覇である。
ポガチャル、ログリッチ、レムコの3強であることは確かだが、他の選手にもチャンスは当然ある。エンリク・マス(モビスター チーム)は前回、ポガチャルに真っ向勝負を挑んで惜しくも2位。今こそ雪辱のときだ。彼らに続いて3位を収めたミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス)も、ロンバルディアのコースとは相性が良い。
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