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サイクル ロードレース コラム 2023年10月6日

【Cycle*2023 グラン・ピエモンテ:レビュー】アンドレア・バジオーリが4選手による争いを制し初優勝 大注目のワウトは丘陵地帯でのハイペースについていけず

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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グラン・ピエモンテ表彰台

グラン・ピエモンテ表彰台 優勝バジオーリ、2位ヒルシ、3位アランブル

年によってコースが様変わりしながらも、伝統と格式はきっちりと保っているグラン・ピエモンテ。107回大会の今回は、コース後半に丘越えが集中する設定で、パンチャーや上れるスプリンターに有利と見られていた。レースは序盤からハイペースで展開し、予想通りに丘陵部で局面が大きく変化。そこで抜け出した4人がそのまま逃げ切り、最後はアンドレア・バジオーリ(スーダル・クイックステップ)が接戦を制した。

「自信をもってレースに臨むことができていたんだ。ベストを尽くせば良い結果が得られるだろうと思っていた。イタリアでのワンデーレースはこれが初勝利。最高の気分だよ!」(バジオーリ)

15のUCIワールドチームが集結し、全22チームで争われたレース。いつものごとくイル・ロンバルディアの前哨戦的な意味合いが強かったが、なかにはワウト・ファンアールトユンボ・ヴィスマ)のように、3日後に控えるUCIグラベル世界選手権を見据える選手も最終調整の場にこのレースを選んでいる。

リアルスタート直後からハイペースでレースが進み、レース半ばまで続いた平坦区間では3人が少しばかりのリードで先行を続ける。

流れが変わったのは丘陵地帯に入る90km地点を目前にしたタイミング。前の3人を追ってメイン集団から次々とアタックがかかると、この日最大の14人が先頭グループを形成。多くのチームがメンバーを送り込み、集団はワウト擁するユンボ・ヴィスマが主に牽引役を引き受ける。

一時は2分30秒ほどまで開いた先頭グループとメイン集団との差だが、この程度であればまだ集団有利。上りをこなしながら少しずつギャップを減らしていく。

この日3つ目の丘、アルペッテで先頭グループが崩れると、その後方でも大きな変化が生まれた。登坂距離4.9km・平均勾配9%、最大で17%を数える一番の難所で、ワウトが後退。ポジションを上げられないまま、この段階で実質終戦となってしまった。

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