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サイクル ロードレース コラム 2023年9月8日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 第12ステージ結果速報】フアン・モラノがスプリントステージを制す、総合勢も同タイム着で変動なし

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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フアン・モラノがブエルタ区間通算2勝目

フアン・モラノがブエルタ区間通算2勝目

翌日にピレネー決戦を控える平坦ステージ、オルベガからサラゴサまでの150.6km、アクチュアルスタートが切られ飛び出したのはイェツセ・ボル(ブルゴスBH)とアベル・バルデルストーネ(カハルラル・セグロスRGA)の2人、最大タイム差は2分35秒でアルペシン・ドゥクーニンクがコントロール。

残り距離44kmで先頭2人が吸収されたがボルが再びアタック、ボルはラスト38kmで捕えられるまで先行しこの日の敢闘賞を手に入れた。中間スプリントポイントはカーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)が先頭通過、2位通過はプリモシュ・ログリッチユンボ・ヴィスマ)でボーナスタイム4秒を獲得。

フィニッシュ地のサラゴサへ向けて位置取り争いが始まり緊張感が高まる、主導権は依然アルペシン・ドゥクーニンク、UAEチームエミレーツEFエデュケーション・イージーポストも隊列を組み先を急ぐ。スーダル・クイックステップ隊列先頭で市内へと入り、エブロ川を渡り川沿いはEFエデュケーション・イージーポストが先頭で牽引、残り3kmを切ると前方に位置していたユンボ・ヴィスマの姿は後方へ、再びアルペシン・ドゥクーニンクトレインが先頭に出る。

リドル・トレックアンテルマルシェ・サーカス・ワンティとスプリンターを擁するチームが前へ前へと速度を上げ、アルペシン・ドゥクーニンク先頭のままフラムルージュ。最終コーナーを利用しルイ・オリヴェイラがフアン・モラノ(ともにUAEチームエミレーツ)を連れてグローブスの最終発射台のロベ・ヘイス(アルペシン・ドゥクーニンク)の前へ、モラノはそのまま加速し先頭でフィニッシュラインへ飛び込み、グローブスの連勝を阻止した。モラノは昨年の最終日マドリードに続き区間通算2勝目。総合勢も同タイムでフィニッシュしており、順位に変動はなかった。

「とてもハッピーだ、チームの働きには感謝している、この勝利はチームと家族のため。ルイは完璧だったしマルクも完璧だった、ゴール地点には大勢のコロンビア人ファンいて僕の名前を叫んでいた、彼らの応援には感謝している、この勝利を楽しんでくれるとうれしい」モラノ勝利後インタビュー

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第12ステージ|Cycle*2023

ステージ順位
1 フアン・モラノ(コロンビア/UAEチームエミレーツ)in 03h 23' 35''
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク),,
3 ボーイ・ファンポッペル(オランダ/アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ),,
4 ルイ・オリヴェイラ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ),,
5 エドワルト・トゥーンス(ベルギー/リドル・トレック),,
6 マライン・ファンデンベルフ(オランダ/EFエデュケーション・イージーポスト),,
7 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チームDSM・フィルメニッヒ),,
8 オールイス・アウラール(ベネズエラ/カハルラル・セグロスRGA),,
9 ユーゴ・パージュ(フランス/アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ),,
10 ミラン・メンテン(ベルギー/ロット・デスティニー),,

個人総合順位
1 セップ・クス(アメリカ/ユンボ・ヴィスマ)in 42h 51' 20''
2 マルク・ソレル(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 00' 26''
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)+ 01' 09''
4 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 01' 32''
5 レニー・マルティネス(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 02' 02''
6 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 02' 16''
7 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ユンボ・ヴィスマ)+ 02' 22''
8 フアン・アユソ(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 02' 25''
9 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 02' 50''
10 アレクサンドル・ウラソフ(/ボーラ・ハンスグローエ)+ 03' 14''

ポイント賞
1 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)203 Pts
2 マライン・ファンデンベルフ(オランダ/EFエデュケーション・イージーポスト)85 Pts
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)79 Pts

山岳賞
1 ヘスス・エラダ(スペイン/コフィディス)22 Pts
2 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン/ロット・デスティニー)21 Pts
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)20 Pts

ヤングライダー賞
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 42h 52' 29''
2 レニー・マルティネス(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 00' 53''
3 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 01' 07''

チーム総合順位
1 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 128h 02' 10'
2 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 00' 57''
3 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 07' 27''

第13ステージコースマップ

第13ステージコースマップ

9月8日(金)第13ステージ
フォルミガル(ウエスカ・ラ・マヒア) > コル・デュ・ツールマレー(フランス)
135 km(山岳)

極めて重要な週末がやってきた。難関山頂フィニッシュ2連戦。しかも1日目のこの日は、ピレネーの巨人にしてツール・ド・フランスの伝説峠、ツールマレーがブエルタ一行の前に立ちはだかる。マイヨ・ロホ争いが激しく燃え上がる。

本当なら2020年大会の第6ステージで、ツールマレーに足を伸ばす予定だった。しかし当時はコロナ禍の真っ只中。フランス行きを急遽断念し、国境のほんの数キロ手前のフォルミガルでステージは締めくくられた。そのフォルミガルから、改めて、スペイン一周のプロトンはツールマレーを目指す。

スタートと同時に3級登坂開始(登坂距離4.4km、平均勾配5.4%)。プエルト・デ・ポルタレは、山頂で、コル・ド・プルタレに変わる。フランス入国以降は、ひたすら長距離の下りと、長距離の上りの繰り返し。わずか134.7kmという短距離ステージながら、累積獲得標高は4020mにも至るのだ。ツールでおなじみの巨大峠巡りでもある。超級オービスク(16.5km、7.1%、最大13%)、1級スパンデル(10.3km、8.3%、15%)の連続登坂は、まさに昨年のツール第18ステージでも使用された。

ラスト35kmはほぼ登りっぱなし。じわじわと道は険しさを増していき、残り18.9km、いよいよ本物の山道に突入する。今回使用されるのはリュズ・サン・ソヴール側。つまりは今年の男女ツールで用いられたモンジ側とは反対側の……2019年ツールでティボー・ピノが勝ち取った側からアタックする。こちらのほうが登坂距離はわずかに長く、全長は18.9km。平均勾配はほぼ同じ7.4%ながら、麓から延々と急勾配が続く。なにより山頂間際が最もきついのが最大の特徴で、フィニッシュ手前に13%ゾーンも待ち受ける!

標高2115mのツールマレー山頂は、今ブエルタの最高標高地点。ツールなら元開催委員長を記念する「ジャック・ゴデ賞」がもれなくついてくるが、今年のブエルタでは、元選手の名を冠した「アルベルト・フェルナンデス賞」がかけられた。区間勝者には他のどこよりも多い山岳ポイントと、特別賞金が与えられる。

高低差図

高低差図

ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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