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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 第4ステージ結果速報】今大会初のスプリント勝負はカーデン・グローブス、マイヨ・ベルデも獲得
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部テクニカルな上りスプリントを制したカーデン・グローブス
アンドラ・ラ・ベリャからタラゴーナまで一直線に南下する184.6kmの丘陵ステージ。丘陵とはいえ3級山岳が2つあるのみで全体的に下り基調、スタートから33.8kmまでの平均時速は50.4km/hとハイペースでレースは展開。先頭グループはエドゥアルド・セプルベダ(ロット・デスティニー)、アンデル・オカミカ(ブルゴスBH)、ダビ・ゴンサレス(カハルラル・セグロスRGA)の3人、メイン集団はアルペシン・ドゥクーニンクやチームDSM・フィルメニッヒが2分程度のタイム差でコントロールしている。
大会始まってから初めての快晴となり牧歌的な大自然とオリーブ畑、地平線や風力発電などの景色が次々と現れ3級山岳2つをセプルベダが先頭通過し、繰り下げで着用していたマイヨ・ルナレス・アスーレスを自らのものとした。中間スプリントポイントはオカミカが先頭通過、残り距離19kmで先頭グループは吸収。
幅の広い幹線道路を各チームが隊列を組みながらひたすら地中海を目指していく、イネオス・グレナディアーズやスーダル・クイックステップ、バーレーン・ヴィクトリアスが集団前方に位置している。残り距離4.3kmで大集団落車が発生、ブライアン・コカール(コフィディス)やサンティアゴ・ブイトラゴ(バーレーン・ヴィクトリアス)、ウィルコ・ケルデルマン(ユンボ・ヴィスマ)らが巻き込まれ総合タイムを落とした。
ロット・デスティニー隊列が先頭で市内に入り、アルペシン・ドゥクーニンク、UAEチームエミレーツの隊列が先陣を切り、単騎で挑むマライン・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・イージーポスト)が最終コーナーを曲がりそこねフェンスに激突、勾配のある区間でフアン・モラノ(UAEチームエミレーツ)が仕掛け、番手のカーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)を突き放したかに見えたがグローブスが再加速しガッツポーズを決めながらフィニッシュラインに飛び込んだ。
「ハードな1日だったがチームの働きは素晴らしく早い段階でステージ勝利できて嬉しい、グリーンジャージのことは考えていたけど最優先はステージ勝利だった」グローブス勝利後インタビュー
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【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第4ステージ|Cycle*2023
ステージ順位
1 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)in 04h 05' 41''
2 フアン・モラノ(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
3 エドワルト・トゥーンス(ベルギー/リドル・トレック),,
4 ミラン・メンテン(ベルギー/ロット・デスティニー),,
5 ドリス・ファンヘステル(ベルギー/トタルエネルジー),,
6 オールイス・アウラール(ベネズエラ/カハルラル・セグロスRGA),,
7 ユーゴ・パージュ(フランス/アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ),,
8 ルイス・アスキー(イギリス/グルパマ・エフデジ),,
9 ショーン・フリン(イギリス/チームDSM・フィルメニッヒ),,
10 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア/AG2Rシトロエン),,
個人総合順位
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 12h 48' 52''
2 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00' 05''
3 レニー・マルティネス(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 00' 11''
4 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ユンボ・ヴィスマ)+ 00' 31''
5 アレクサンドル・ウラソフ(/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 33''
6 キアン・アイデブルックス(ベルギー/ボーラ・ハンスグローエ),,
7 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM・フィルメニッヒ)+ 00' 35''
8 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00' 37''
9 フアン・アユソ(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 00' 38''
10 マルク・ソレル(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 00' 42''
ポイント賞
1 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)75 Pts
2 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア/AG2Rシトロエン)62 Pts
3 アンドレアス・クロン(デンマーク/ロット・デスティニー)30 Pts
山岳賞
1 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン/ロット・デスティニー)16 Pts
2 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)10 Pts
3 マッテオ・ソブレロ(イタリア/チーム ジェイコ・アルウラー)6 Pts
ヤングライダー賞
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 12h 48' 52''
2 レニー・マルティネス(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 00' 11''
3 キアン・アイデブルックス(ベルギー/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 33''
チーム総合順位
1 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 37h 52' 23''
2 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 00' 05''
3 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 00' 32''
第5ステージコースマップ
8月30日(水)第5ステージ
モレリャ > ブリアナ
186.5 km(丘陵)
イベリコ山系を横切り、8月最後の海を見に行く。つまりステージはアップダウンで始まり、ど平坦で締めくくられる。コース上に等級のつく山岳は、中程度のモノが1つだけ。決して安穏とした1日にはならないはずだ。
コースの序盤3分の1には、いずれも無印ながらも、手強い起伏が連なる。力強いアタック合戦を繰り返し、選りすぐりの逃げ集団を作り上げるには、もってこいの地形に違いない。
続く3分の1は、道は相変わらずうねりに満ちているものの、上下運動は徐々に影を潜めていく。息を整え、体制を立て直し、ステージ終盤に向けてタイム差コントロールに励む時間となりそうだ。
残り53.7kmで、いよいよ今ステージ唯一の山岳、2級コリャド・デ・ラ・イボラに直面する。全長11.4kmと登坂距離こそ長めだが、平均勾配は3.9%とゆるい。ただ……勾配が低いのは、単に麓からしばらくだらだら道が続き、中盤に1kmの下り坂が挟まれているから。その下り直前は1km6%の急坂だし、再び上り始めてからの約4kmは、5〜6%の勾配が続く。しっかりと上れる脚が不可欠だ。
下りの直後には、またしても無印の小さな上りと対峙する。そして、これが、アップダウン三昧ステージの最後の上り坂。フィニッシュまでの残り25kmは、下りか、もしくは完全なるフラットロードだけ!
しかもラスト約20kmは、ほぼ直線道路を一心不乱に突き進む。とはいえ市街地特有の障害物からは、最後まで逃れられない。最終4.5kmから8つのロータリーが散らばり、ラスト700m、海岸道路で最後の直角コーナーが待っている。
高低差図
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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