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サイクル ロードレース コラム 2023年5月29日

【ジロ・デ・イタリア2023 第21ステージ結果速報】プリモシュ・ログリッチが総合優勝、総合2位のトーマスがカヴェンディッシュの区間勝利をお膳立て

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ジロ・デ・イタリア

マーク・カヴェンディッシュがジロ通算17勝目

快晴の空の下、悠久のローマで2023年のジロはフィナーレを迎える。125人にまで減ってしまったプロトンはパレードランをスタート、0km地点に来てもそのままパレードは続き、ユンボ・ヴィスマのメンバーが横一列肩を組んでの記念撮影やプリモシュ・ログリッチがノンアルコールのシャンパンでの乾杯をするシーン、選手同士の談笑シーンなど和やか雰囲気でレースは進む。

アイウェアやグローブ、靴下、バーテープ、ドリンクボトルの上部をばら色でおめかししたユンボ・ヴィスマの隊列が先頭でローマへ凱旋、13.6kmの周回コースへ。アウレリアヌス城壁、カラカラ浴場、コロッセオ、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂、サンピエトロ大聖堂、ポポロ広場と双子教会、サンタンジェロ城、ティベリナ島、戦車競技場跡……たて続けに登場する世界的観光名所、歴史的建造物に圧倒されるばかり。

残り距離69kmでマキシム・ブエ(チーム アルケア・サムシック)がアタック、チェザーレ・ベネデッティ(ボーラ・ハンスグローエ)とトムス・スクインシュ(トレック・セガフレード)が追い3人での先頭グループが形成され、スクインシュが中間スプリントポイントをかき集め、中間スプリントポイント賞で首位となった。

パンテオン、コンスタンティヌスの凱旋門、フォロ・ロマーノ、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、ナヴォーナ広場、トラヤヌスの記念柱、アッピア・アンティカ州立公園……、マグナス・コルトEFエデュケーション・イージーポスト)がブリッジをかけ、最終周回の鐘が鳴り響き先頭3人は吸収され、イネオス・グレナディアーズが集団の先頭を牽引、途中新城幸也選手が先頭でジョナサン・ミラン(共にバーレーン・ヴィクトリアス)のためにペースアップをはかる場面も見られた。

ラスト5kmを切るとデレク・ジー(イスラエル・プレミアテック)が飛び出し1.5km後に捕えられたものの、大会を通じスーパー敢闘賞に値する走りをみせてくれた。モビスター チーム牽引が続き、残り距離2kmでゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)の牽引に代わる、反対側の隊列ではアンドレア・パスクアロン(バーレーン・ヴィクトリアス)がミランを引き上げ、ラスト300mでフェルナンド・ガビリア(モビスター チーム)がロングスプリント、番手につけていたマーク・カヴェンディッシュアスタナ・カザクスタン チーム)が加速しそのまま先頭でフィニッシュラインに飛び込み区間勝利、最後のジロで通算17勝目を挙げ大会のフィナーレに花を添えた。

「この勝利はとても嬉しい、たくさんの友人や仲間をたちが素晴らしい仕事をしてくれた、トーマスのように、ゴール後に多くの同僚や友人が喜んでくれたのはとても嬉しかった」カヴェンディッシュ勝利後インタビュー

「自分は勝てなかったから昔の仲間(カヴェンディッシュ)を助けようと思ったんだ、おみごと」トーマス、レース後SNS投稿

「壮大なローマの街を走るのは楽しかった、ジロで勝った実感はまだわかないけれど、優勝できたことに感謝している」ログリッチ総合優勝後インタビュー

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTube

【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第21ステージ|Cycle*2023

ステージ順位
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/アスタナ・カザクスタン チーム)in 02h 48' 26''
2 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク/トレック・セガフレード),,
3 フィリッポ・フィオレッリ(イタリア/グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ),,
4 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チームDSM),,
5 アレクサンダー・クリーガー(ドイツ/アルペシン・ドゥクーニンク),,
6 ジェイク・スチュワート(イギリス/グルパマ・エフデジ),,
7 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/モビスター チーム),,
8 マイケル・マシューズ(オーストラリア/チーム ジェイコ・アルウラー),,
9 アルネ・マーリッツ(ベルギー/アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ),,
10 キャンベル・スチュアート(ニュージーランド/チーム ジェイコ・アルウラー),,
・・・
114 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 02' 11''

個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)in 13h 29' 02''
2 ゲラント・トーマス(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 14''
3 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 01' 15''
4 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 04' 40''
5 ティボー・ピノ(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 05' 43''
6 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 06' 05''
7 エディ・ダンバー(アイルランド/チーム ジェイコ・アルウラー)+ 07' 30''
8 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー/チームDSM)+ 07' 31''
9 レナード・ケムナ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 07' 46''
10 ローレンス・デプルス(ベルギー/イネオス・グレナディアーズ)+ 09' 08''
・・・
123 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 05h 21' 17''

ポイント賞
1 ジョナサン・ミラン(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)217 Pts
2 デレク・ジー(カナダ/イスラエル・プレミアテック)164 Pts
3 マイケル・マシューズ(オーストラリア/チーム ジェイコ・アルウラー)101 Pts

山岳賞
1 ティボー・ピノ(フランス/グルパマ・エフデジ)237 Pts
2 デレク・ジー(カナダ/イスラエル・プレミアテック))200 Pts
3 ベン・ヒーリー(アイルランド/EFエデュケーション・イージーポスト)164 Pts

ヤングライダー賞
1 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)in 85h 30' 17''
2 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 04' 50''
3 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー/チームDSM)+ 06' 16''

チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 256h 21' 18''
2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 16' 22''
3 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 30' 40''

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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